お寺とアート
引き続き、ダンサーとしての表現の仕方や、この先の展望について考える中で、
劇場での公演やクラブイベントといわれるもの以外の場所で踊ってみたい。
この思いをどうすれば具体的に形に出来るのか探るうちに、
お寺が手がけるアートプロジェクト
というものが、結構あるということを知った。
このことを知るきっかけとなったのは、
大事にしているイメージは
https://note.com/sakiii_bi/n/n025ebb95c1d2
少し前に書いたこの記事に、吉田裕枝さんがくださったコメント。
京都にある法然院さんというお寺では、
『サンガ』
という、様々なアート活動を支援するイベントがあるとのこと。
サンガは、サンスクリット語で共同体を意味する言葉です。
漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。ですから元々の僧は、出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信ずる人々の集団を意味しました。〜中略〜
私は寺は開かれた共同体でなければという思いで、当院をコンサート、個展、シンポジウムなどの会場として積極的に提供したり、環境学習活動などを主宰したりし、その結果、様々な集いが当院を舞台に開かれ、活動を通じて親しくなった方々(特にアーティスト)の応援も積極的に行ってまいりました。〜中略〜
私は、寺は、いわゆる布教活動や先祖供養の場としてだけでなく、社会的役割を離れた個人の出会いの場、アーティストを育む空間、地域活動の拠点など、様々な役割を果たしてゆくことができると考えております。
http://www.honen-in.jp/HONEN-IN-N-J.html
※上記ホームページより抜粋。
絵や音楽が多いとのことだけれど、そこにダンスも繋がれば、とても素敵な機会になるな…妄想が膨らみ、心の中でヨダレを垂らしてしまった…
ちなみにコメントをくださった吉田裕枝さんがご自身の視点で書かれている、
マイ「文化的」京都ガイド
こちらのマガジンがとても素敵で、というか、密かな憧れを持って、楽しみに読ませていただいております…京都ヲモットシリタイ。
そこで、そういったアート活動を支援するようなお寺は他にもあるものなのかと探してみたところ、東京都小平市にある照恩寺さんというお寺で、
照恩寺アートプロジェクト
なるものが開催されていることを知った。
だいたい月替わりでひとりのアーティストさんにフォーカスし、作品の展示を行っているそう。
というわけで、早速足を運んでみたのだが…
住宅に囲まれたそこには、確かに照恩寺、と。
そして確かに、『アートプロジェクト』の文字も。
しかし誰もおらず…引き戸を引くことに怖気付く。
なんと、開催日が延期になっていたことに気がつかずに来てしまった!笑
ただ幸運なことに、ちょうど作品が納品されてきたところだったようで、
並べてあるだけでキャプションとか何もつけてないですけど、良ければどうぞ、と…
さすがお寺さん、これもご利益🙏
展示を観させていただくことが出来たのでした!
撮影OKだったので、1枚パチリ。
聞光山 照恩寺さん
戦後まもなく、浄土真宗本願派の寺院として建立される。
浄土真宗の寺院は、
『聞法道場』
という、仏法のお話を聞く場所であることが本来の目的だそう。
かつてサードプレイスであった寺の役割を取り戻す
町の人々のコミュニティ形成の場であったという、古き良き文化を現代的にアレンジしたものが、アートプロジェクトという形になってスタートした。
照恩寺アートプロジェクトInstagram☟☟☟
https://instagram.com/shouonji_art_project
お寺とアート。
いっけんかけ離れてるもの同士の融合という意味で興味を持ったけれど、
お寺という場所の本来の役割、かつての在り方を知り、
それが現代ではアーティスト活動支援という形になって、様々なイベントが開催されていることに、魅力を感じた。
照恩寺アートプロジェクトでは、絵画のような平面作品の他にも、立体、映像、インスタレーションなどなど、作品の種類を問わず、展示するそう。
今(本当は3/8月曜〜公開💦)展示されているのは、
越智俊介さん
という方の絵画作品。
ポストカードにもなっている下記の作品は、
普賢菩薩
を現代風に描いたものだそう。
近づこうと思わなければ、意外と触れるチャンスがなかった、私のダンスとアート。
近づける道を探っていきたい。
まだ時間はかかりそうだ…
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