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受け入れて、進んでいく。

コロナ自粛で仕事がほぼお休みとなり、時間を持て余す毎日。
ここ3,4年、ずっと走り続けてきたのに。

例年より長い梅雨がようやく明けたと思った途端、突然の酷暑。
暑い暑い夏の到来も、今は我慢と自制する日々を送るうちに、

季節に心が伴わない
他人事のように通り過ぎる夏。

そんな気持ちで過ごしていた8月。


noteというアプリに出会った。


以前から、言葉のリズムやテンポを選びながら文章を書くことが好きだったり、
小説を読んで、日本語ってきれいだなと魅力を感じていた。

他のSNSは、仕事のために使っていることが多く、また、そういったものは文章を長々と書くことに適さない。

誰にも見つからないところで、
今いるコミュニティや自分の役割をすべて切り離して、
誰かへの配慮や、
いい子ぶったことを言わなくていい場所で、

感情を吐露したい。

自己満足と独りよがりでいいから。

そんな思いで密かに、noteの執筆をスタートさせた。


周りの友人知人で、noteをやっている人なんて聞いたことが無かったし、
フォローもフォロワーも、まったく増やす気ゼロの、完全自己満アカウント。

ただ感情を文字に起こすというだけで、とても満たされた気持ちになっていた。


でもある時、

あなたの記事にスキしました

に続いて、

あなたをフォローしました

のお知らせが。

この自己満アカウントをフォローしてくださる方がいたとは…
と、嬉しさ半分、どんな記事を書いてる方なのかなとアカウントを訪ねてみた。

それは、マレーシアでクンダリーニヨガを教えていらっしゃる、エイミーさんという日本人女性だった。

https://note.com/penangdeyoga

私がちょうど、マインドフルネス瞑想のレッスンを初めて受けてみた感想を書いていたから、それで記事を読んで下さったんだろうと思った。

エイミーさんがどんなことを書かれているんだろうと、なんの気なしに読み始めたのだけれど、
まさか。一瞬で心を奪われた。

英語も運動も苦手とおっしゃるご自身が、海外でヨガティーチャーになるまでの体験談。

連載形式に綴られた体験談に、一気に引き込まれて。

エイミーさんの感情が動く色々な場面を、自分にシンクロさせたりして。

どんどん読み進めてあっという間に読み終えた。

会ったことも話したこともない方なのに、心を動かされるってすごいな。
誰とも繋がるつもりもなかったnote上での私だったはずなのに、思わずコメントを書いてしまった。

どこの誰だか分からない私に対しても、
エイミーさんはとても丁寧に返信をくださった。
気持ちが込めらているというのを、文章から感じ取れる。
東京とマレーシアで離れているし、そもそもオンライン上なのに、こんなに人の温かさを感じるなんて。

素直にとても嬉しかった。

自分の仕事に希望を忘れ、
匿名希望の透明人間で独りよがりな文章を書いていた私。

でも、私も自分のダンスのことについて、
エイミーさんの体験談のように書いてみたい。
と思った。

どうして書こうと思ったかという理由は分からないけれど、書きたいな、と思ったから、
今度は透明人間ではなくて、私です!としっかり晒した新しいnoteアカウントで。

【早記の踊り子年譜✍️

5歳からスタートした私のダンス人生を、連載形式で綴ることにした。

何話か書き進めた頃、そのことをエイミーさんに伝えたら、
夜中なのに掲載した記事を読んでくださって、ほぼ徹夜の状態なのに、コメントもくださった。
なんて、人の気持ちに寄り添おうとしてくださる方なのだろう。


私のダンス人生年譜は、
もちろんそれこそ自己満足なのだけれど、書き進めていくうちに当時感じてた色んな思い、忘れてたことが次々と思い出された。

正直なことをいうと、
ダンサーとして、華々しい実績をたくさん残せたわけではなかった。
10代の終わりから20代のころに憧れていたステージも、叶うことなくここまで来てしまったという、どこか敗北感があった。

でも、改めて自分のダンスに関わってきた時間を振り返ると、なんて充実した濃い時間だったんだろうと、

強がって無理やりそう思うのではなく、素直に自分のことを受け入れられるようになった。

夢が叶わなかった時間ではなく、
積み重ねてきた誇りをもてる時間。

そう思えたから、
これから先のダンスとの関わり方もわかって、
新しい夢へと繋がるきっかけにもなって、


私を私と晒して、私のことを書けて、
noteを始められて本当によかったって思う。

早記の踊り子年譜✍️①〜⑩まで書きました☺︎

https://note.com/sakiii_bi/n/n522983d8644b

#noteでよかったこと
#ダンス #ダンサー人生 #経験 #時間
#エッセイ #誇り #夢 #つながり

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