4_弱みを見せられる関係性の担保
※2021年2月3日 00:41に別アカウントにて掲載した記事です。
こんにちは、加藤です!
人が悩むとき、視野狭窄に陥ってしまって、時には、本当に小さな事ですら、乗り越えることができないような高い壁のように見えてしまいまうことが多々あります。
恐らく、よく考えを巡らせる人や、共感能力が人よりも優れている人に多いのではないでしょうか。
しかし、他人の目から、客観的に見ると、「それってそんなに悩むこと?」っていうものだったり、悩むまでもないものように思えたりすることもあります。
これは、10年来の友人とLINEで電話をしていたときのことです。
その友人とは、大学時代からの親友で、今でも長電話をする仲です。
自分の悩み(らしきこと)を、ぽつりぽつりと話すと、彼女は全てを聞き終えて、言いました。
「あなたの悩みは、大したことじゃないよ」と。
実は、私、この言葉を聞いて、気持ちが楽になりました。
繰り返しになりますが、よくある個人的な悩みは、視野が狭くなっているから、動悸がしてしまうくらい大きな問題のように感じてしまいます。
しかし、大半の個人的な悩みは、客観的な視点から見たら、大きな問題ではないこともあるのです。
視野狭窄に陥っている自分を俯瞰的に認識できること。そのことが、暗闇から私を引き出してくれた救いとなりました。
友人は
『その悩みは、ずっと続くものではないし、一時的なもの。他の子だったら、「この子は同じことでもう少し悩むんだろうなあ」と思うけど、カトちゃんだったら、そんなこと吹っ飛ばしてそうだし、、そもそもそんなことで悩むカトちゃんでいてほしくない!』
と。
彼女とは、10年以上の付き合いがあり、学生時代もずっとそばにいてくれたので、私の強みも弱みも知っています。
大学時代の私は、研究一直線で、少し孤独が苦しい環境すら、思索が深まる豊かな環境とすら思えたし、怖いものなんて何もなかったくらい、強気でした。(今は性格的にもマイルドになりました。)
そんな私を知っている彼女からの「そんなことで悩むカトちゃんでいてほしくない!」という素直な感想は、私の背中をいつも押してくれます。
時として、「他者が抱く自己像」は、「諸行無常の自己像」をかっちりと「型」にはめてくれます。その像が、ポジティブであれば、それはどんな応援よりも、私を自信に満ち溢れさせ、足取りを軽快にしてくれるものです。
だから、その友人が悩んでいたら、2時間でも3時間でも電話に付き合うし、力になりたいです。
「人間関係は持ちつ持たれつ」が私の信条なので、友人とも助け合って、補い合っていけたらうれしいです。
それもこれも、私にとって彼女が「自分の弱みをみせられる関係性が担保されているから」だと感じています。
問題の程度にもよると思いますが、私にとっては、「あなたの悩みは大したことじゃないよ」と自分以外の人から定義づけされることで、癒されました。(「定義づけ」と聞くと、一種の占いのようですね)
利害関係のない、「弱みを見せることができる関係性」だからこそ、魔法の言葉として、私の視界を広げてくれたのかもしれません。
本日もありがとうございました!
引き続き、よろしくお願いいたします!