おわせのキッズはたくましい。
尾鷲市内の向井地区にある「むむむ。」を訪問。おなじ協力隊の日向風花さんが中心になって運営しているみんなの居場所です。
「子どもから、おじいちゃんおばあちゃんまで、みんなが来られる居場所」とHPに書いてあるので、じゃあ僕も行っていいですよね!とヨソ者感を漂わせながらご挨拶に訪れてみました。
木で覆われたトレーラーハウスを改装した部屋がふたつ。中では地元の小学生が数名、自由に絵を描いたりゲームに興じたりしています。
挨拶もそうそうに風花さんは施設について案内してくれましが、そばからキッズがビシバシ絡んできて話があんまり入ってきません。でもかわいらしいのでよし。
3人育てた父親力を発揮しつつ「おわせのキッズは人見知りせず、エネルギーにあふれてるな~」なんて独り言ちていたら、風花さんからイベントのお誘いを頂きました。
「オサカナサバキッズ」
捌(さば)KIDS・・・なんとも尾鷲らしいイベントではないか!これは参加するしかないでしょう、ということで即参加の旨をお伝えしました。
そして、イベント当日。
この日捌くのは、朝揚がったばかりのアジ。ちなみに尾鷲では200種類以上の魚種があがあります。旬のアジは小ぶりながらも身が厚く、目の輝きから鮮度が伝わってくる。ワタシ魚の中でアジが一番好きなのよ、ワクワク。
先生の指導を聞きながら、キッズもどんどん魚捌きにチャレンジ。おいおい、そんなに包丁を軽々しく扱って大丈夫かい?うちの子たちは包丁握ったの高学年になってからだぞ?なんておじさんの心配をよそに、チビッ子たちは物おじせずにどんどんアジを捌いていくのでした。
もちろん、初めての経験なのでカタチはふぞろいになるのだが、そんなことにはおかまいなしで、なんというか前のめりな感じが都会っ子にはないたくましさを感じたのでした。
おじさんはと言えば趣味で料理をするので、アジの捌きは経験済み。刺身、なめろう、骨せんべい、最高です。できれば日本酒が欲しいところですがTPOをかんがえて自粛しました。
尾鷲にあっても、家で魚を捌くシーンは年々減っているそうで、1匹の魚をあますところなく食べるという習慣を身に着けて欲しいと始めたイベントだとのこと。おじさんはそういうのとても大事なことだと思う、うん。
また違う魚で第2回、3回と続けるそうなので、次回も参加させていただきたいと思います。楽しかったぜ。