水曜日のご褒美/二杯目 ~於茂多加 男山 純米吟醸 と せり鍋~
今日で11月も最終日。
今月も頑張った自分に、週の真ん中水曜日に、自分へのご褒美を。
明日も、そして来月も、張り切って頑張るために、おいしいお酒とおいしい肴で、贅沢なひとり時間に乾杯。
このお話は、宮城の日本酒と宮城の料理を、
宮城の酒場で楽しむひとりの女性のものがたり。
あなたも水曜日が待ち遠しくなる、かもしれない。
水曜日のご褒美へ、いらっしゃい。
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|『水曜日のご褒美』とは
|日本酒は好きだけどあんまり知らないという
|宮城で働く会社員女子が、
|仕事終わりにちょっとふらっと、
|日本酒と料理の食べ合わせを求めて
|酒場をめぐる物語。
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今日で11月も終わり。明日からはもう12月。
今年も残すところあと1ヶ月になっちゃった。
今月最後の水曜日も、宮城のお酒と宮城の肴を味わいに。
今晩のご褒美酒場は、仙台市青葉区の一番町商店街にある「蔵の庄 一番町本店」。
商店街アーケードの中にあるから、天気も気にせず、アクセスもしやすい人気店。
なんと言っても「いろり焼き」が特徴のお店で、
いつもより、ちょっと贅沢に炭焼きのあれやこれを心ゆくまで楽しめます。
今日も、宮城のお酒と宮城の肴の食べ合わせで、
水曜日のご褒美をいただきます。
今晩いただくペアリングは、
「於茂多加(おもたか) 男山 純米吟醸」と宮城の冬の新定番「せり鍋」。
なにやら、於茂多加 男山は、
心地よい吟醸香と滑らかな味わいの純米吟醸酒。
料理ともあわせやすいすっきりとした味わいが魅力なんだそう。
一口飲んでみると、果実のような甘く、やわらかい香りが口いっぱいに広がります。
アルコールの感じはすっきりと消えていくのに、
いつまでも、香りの余韻残る、うっとりするような味わい。
そんな於茂多加 男山と食べ合わせるのは、
出汁の風味が豊かに香る、宮城産のせりがたっぷりはいったせり鍋。
葉の部分はもちろん、根っこの部分まで味わうのがせり鍋の特徴ですよね。
シャキシャキとした食感が楽しい、うれしい、おいしいお鍋。
せりだけではなく、鶏肉もたっぷり入ったお鍋は
於茂多加 男山とあわせて、ホフホフと食べ続けてしまう味わいです。
まさに、自分へのご褒美にぴったりな贅沢な肴。
おいしいお鍋でお腹も満足してきたけれど、
せっかくだから、「蔵の庄 一番町本店」自慢のいろり焼きも注文。
仕入れによって種類がかわる今日の「藁焼き」はカジキ。
いろりで軽く炙って、藁の炎で一気に旨味を閉じ込めた藁焼きは、
焼き目の香ばしさと、半生部分の味のコントラストがもうたまらない美味しさ。
お鍋でふくらんだお腹にも、どんどん吸い込まれていっちゃいました。
いろりを囲んでの、料理長さんとの会話もたのしいご褒美の夜は、
あっという間に時間もたって。
ごちそうさまでした。
さあ、水曜日のご褒美を楽しんだから、
残り1ヶ月、明日からも頑張れるぞ。
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今回味わった特別な日本酒はこちら。
於茂多加 男山 純米吟醸 (阿部勘酒造店 @塩竃市)
洋梨のようなほのかな吟醸香の軽快で滑らかな味わいのお酒です。
今が旬の(メバチ)マグロの刺身をワサビ醤油でいただくとマグロの豊かなうま味で口中一杯に。続いてお酒を飲むとマグロとお酒の味わいが一つになり喉を下りていく。塩竃市に構える阿部勘酒造店ならでは、飲み干した後にもマグロの余韻を楽しめるお酒です。
セリ鍋だけでなくおでんや,カキの土手鍋,煮魚の煮こごりといただくのも◎
今回お料理をいただいたお店はこちら。
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