人をうらやむ気持ちは誰にもあるけれど-弱虫ペダルSPARE BIKE 新開隼人2読後感想-
二人が追跡するシーンはとてもスマートでした!
赤信号で振り切られても冷静で、新開が福富を引っばり加速します。獲物を狙うハンターのようです。
今井のやってる事は相当身勝手な理由からです。そういう気持ちがわからなくもないけど、という新開。落ち着いて大人だな、と思いますが次のセリフと今井が震え上がる程の直線鬼に豹変する瞬間のコマで、あ、やっぱりめちゃくちゃ怒ってる、と感じました。その後今井は素直に学校に謝りに来ているし、よっぽど怖かったのでしょうね。新開どんな顔だったのかな。登場人物の中で怒らせると怖い人NO.1かもしれません。
ラスト、かるーいノリの今井が登場します。口が上手くて陽気なお調子者。でもこれが彼の本来の姿。人をうらやむ気持ちは誰にでもあるけど、それが行き過ぎると顔も態度も変えるものなんだな、と中学時代の今井を見ていて思います。
驚く事に福富と新開は、そんな今井を普通に同じ部員として受け入れてるんですよね。懐が深いです。箱学の部員ってそれぞれ個性が豊か過ぎると思っているけど、この二人の元、個を磨いた結果こうなったのかもとも思っています。
二人が作るレースをもっともっと見たいので大学編が楽しみです。
東堂尽八 1に続く。
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