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私が蔦屋重三郎から学び実践していること。

実は、コロナ禍になる数年前から蔦屋重三郎のビジネス手法を学び実践していました。

蔦屋重三郎を研究すると、様々なことが学べるのですが、まず私が学び、行ったその手法とはビジネスを新たに展開する場合の原則です。

蔦屋重三郎のやり方を簡単に言うと・・・・スモールスタートの法則です

まずは、「今ある場所と設備と人材と技術と材料を使って新たにやれることを見つけること」でした。「生み出す」と言ってもいいでしょう。
これは誰もが考えそうなことなのですが、実行は案外難しいのです。


その理由と方法は私のオンライン講座でお話ししております。

私がやっていることは多々あるのですが、その一例を紹介します。

私の会社には写真の大型顔料プリンター(幅1120mmまで、長さは10mまで出力可能)があります。(布生地へのプリントは不可)

このプリンターは、それまで、振袖などの図案の出力に使っていたのですが、着物の仕事が激減する中で、このプリンターの出番がなくなっていき、宝の持ち腐れになりかけていました。

そこで、なんとかしたいと思った私は、蔦屋重三郎に倣って発想をBtoBからBtoCに切り替えたのです。

つまり商品作りです。
だからと言って在庫は持ちたくありません。

そこで私が行き着いたのは襖紙の受注生産販売でした。

大きく宣伝はしていませんが、ありがたいことにわざわざネットで探してこちらに辿り着くお客様も少なくなく、少しずつ受注が増え、最近では、オリジナルデザインの襖紙のご注文もいただけるようになってきました。

当然、襖用の和紙を使い、品質にも拘っています。
詳細は以下のホームページにて
https://husuma.thebase.in/

このお話は、ほんの一例ですが、蔦屋重三郎を研究すると永遠普遍のビジネスの法則と、時代を超越した数々の手法が学べるのです。

特にバブル崩壊後の日本では、何もしない守りは衰退を招きますが、新しいことをする場合、最初から大きな投資は負ける確率の高いギャンブルのようなものなので、できる限りのリスクを軽減しながらもすぐに実行でき、検証と修正が同時にできる柔軟性が必要です。

さて、受注生産ビジネスの最重要の「肝」はなんでしょうか?
これも蔦屋重三郎に学びました。
これを間違えると待てど暮らせど注文は来ません。

おかげさまで私が蔦屋重三郎を研究し読み解き学んだことは、現在和装関連会社のコンサル業に役立っております。
伝統産業のコンサルに必要なスキルは歴史的に価値ある「不易」を熟知しながらも、今様の「流行」を取り入れ、世の中の変化を俯瞰で見られる洞察力です。

蔦屋重三郎を研究して、私なりに読み解いた数々の手法などの、具体的なお話は私のオンライン講座でお聞きいただけます。

https://www.jogan-kimono-design-school.com/

実は近々リアルで蔦屋重三郎のお話しさせていただく機会を得ました。
4月20日に愛知県岡崎市のギャラリー葵丘(キキュウ)にて私の講演会が開催されます。

ぜひ、お越しください。
参加料などの詳細は、近日告知させていただきます。
予定を今から空けておいてくださいね。

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成願 義夫(ジョウガン ヨシオ)
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