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『ビジネスに役立つ和文化デザイン思考オンライン講座』の日程と内容が決まりました。(全8回)


1、日本の伝統的美意識は西欧と比較するとより鮮明になる。
かつてAppleの創始者スティーブ・ジョブズが日本人から禅の思想を学び、引き算の美学を商品開発に活かして、数々のヒット商品を世に出したように、今、多くの外国人起業家が奇跡の国「日本」の秘密を知ろうとして学んでいます。西洋とは対局的な日本の美的思考は世界から注目されているのです。私たち日本人が「灯台下暗し」にならない為にも、あらためて日本人の伝統的美意識を様々な事例と共に学んでいただきます。

2、模倣と伝承・伝統文様にはなぜ意味があるのか? 全てのデザインはコピーから始まる。
例えば、あなたは龍の絵を見たら、即座に「龍」と答えるでしょう。
では実在しない想像上の生き物である龍の形をいつ覚えたのでしょうか?これらは、何千年もの時を経て今なお絵師達によって行われている「模倣」の連鎖によって成り立っています。実は模倣には形の模倣と意味の模倣があり、これこそが伝承の力の正体なのです。しかもこれらは、日本人の共通記憶となり、現代ではコミュニケーションツールとしても活用されています。コピーと盗用の違いなど、現代のビジネスマンが知るべきことを、伝統を踏まえて今一度学んでいただきます。

3、伝統の活用・伝統は未来の資源。伝統ビジネスの利点と問題点。
例えば、「恵方巻」という言葉は1989年に広島のあるコンビニの店長が考えた言葉です。それまでは関西の一部で残っていた風習が、なぜこの年以降日本全体にブームを巻き起こし、そして一大市場を生み出したのでしょうか?
その他、初詣はいつから起こったのか? 成人式はいつから起こったのか?・・・等々。伝統ビジネスの正体は実は誰かがビジネスとして仕掛けたことが発端であることが多いのです。
伝統を活用すれば、場合によっては大きな市場が生まれるチャンスとなるのです。伝統をビジネスに活かした成功事例と活用の為のヒントを学んでいただきます。

4、伝統的マーク・家紋と花押(かおう)。ロゴマークの原点に迫る。
「あなたの家の家紋はなんでしょうか?」
最近この質問に答えられる人が少なくなっています。では、そもそも家紋とはなんでしょうか?
実は、江戸時代の家紋は意外なことにも使われていました。
現代にも通じる江戸時代の庶民のアイディアが面白いです。家紋を家柄を表すマークとするならば戦国武将がオリジナルの個人を表すマーク『花押(かおう)』を持っていたことをご存知でしょうか?
花押は現代の政治家達も必ず持っているのです。その他皇室には「おしるし」と呼ばれるオリジナル個紋が存在します。デザインの観点からこれら伝統的シンボルマークの成り立ちと、意外な活用方法などを、学んでいただきます。

5、伝統色と日本人の色彩感覚。色を操ることで得られる利と善報。
日本の伝統色にまつわるお話と日本人の驚くべき色彩認知能力を中心にお話しいたします。例えば、日本には黒を表す和名が36色もあります。その訳は?欧米人とは明らかに違う色彩感覚、これがどのようにして日本人に備わったのか?日本人特有の色彩感覚の成り立ちを歴史的背景なども交えながらお話しします。さらに、ビジネスにどのように活かすことができるのか?等々。あらゆる、サービスや商品開発において「色」はとても重要であることは既にご周知の通りですが、伝統を踏まえて色にまつわる事柄を学んでいただきます。

6、伝統文化の型には、ビジネスに活用できる法則とヒントが満載。
日本の伝統文化は「型の文化」とも言われています。
そもそも日本の伝統文化にはなぜ型があるのでしょうか?茶道、花道、武道、書道、舞踊、歌舞伎、能、懐石料理、作庭、文学・・・等々。あげればきりがないほど伝統文化は『型』によって守られ、伝えられてきました。そして、型は伝統文化に留まらず、商人の商法や伝統デザインにも前提となる型があります。日本人なら知っておくべ「型」について学んでいただきます。

7、浮世絵から学ぶデザイン。制約が生み出した美・逆転の発想。
浮世絵が本格的に西洋に渡ったのは、1867年のパリ万博でした。
パリ万博をきっかけに西洋人達を熱狂させ、芸術とデザインの垣根を超えた新しい装飾美術「アールヌーボー」が生まれる一因になったと言われています。西洋の画家達や世界中のデザイナー達に影響を与えた浮世絵の秘密と魅力から現代のビジネスに活かせるデザイン思考を学んでいただきます。

8、年中行事における縁起物や験担ぎが日本人に受ける理由。
日本人は年中行事を大切にし、その中にある数々の「縁起物」を尊びます。また、「験担ぎ」は私たちの衣食住や日々の生活に深く浸透しています。さらにそれは日本人が好きな「〇〇占い」だとか「〇〇診断」などとも密接につながっています。古来より日本人の土着的信仰心から生まれた験担ぎはビジネスをする上でも無視できません。これらの起源や実例と今後の活用の可能性などを学んでいただきます。

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