(ほんまる)司書乃書店 日誌~棚主就任から2ヵ月~
ほんまるの棚主になって、2ヵ月が経ちました。
6月に入ったところ、売れた本は3冊でした。
今時点で、棚に並んでいる本は12冊(新刊5冊/中古7冊)です。
2ヵ月経ち、色々と反省点が観えてきました。
①テーマが無い
それぞれの棚には、棚主の個性が発揮されている強み(テーマ)がありますが、私の棚にはそれがありません。
写真を観るとわかるように、小説にエッセイ、写真集に児童書、歴史モノに文化系……と棚に一貫したテーマが存在していません。一言で表すならば、「色がない」。
「ほんまる」の棚主紹介から、他の書棚を見てみると、企業を含めて、どの棚もそれぞれのテーマが見えてきます。
1ヵ月経ち始めたあたりから、棚のテーマに悩み始めました。
考えても考えても、これ!というテーマを定めることが出来ず、悩み続けました。悩めば悩むほど正解は出ないのに……。
そんな時、ふと、自宅の本棚を眺めたら、「本棚にテーマは無い」ってことに気づいたんです。(今更かよっ!て話なんですが……)
小説、児童書、歴史モノに旅行ガイド、辞典、乃木坂46の写真集……というように、カオスな並びです(笑)
加えて、テーマ絞って選書できるほど、本を知らないな~と。
②価格設定がめちゃくちゃ
新刊は定価販売ですが、古書は棚主が価格を設定します。
今まで本を販売した経験がないため、価格の相場がわからず、
「古書=安い値段」じゃなきゃ売れないという謎の考えのもと、値段をつけていました。
ほとんどが定価の半額もしくは、4分の1くらいの値段でした。
そりゃあ、赤字になりますよね…
(黒字になるとは1ミリも思っていないんですけど…)
③ブックコーティング+変な手書きのPOP付
古本は全て装備しています。
いわゆる「図書館の本」状態です。
私は司書になった7年前、図書館の本のブックコーティング(装備)に悩んでいました。不器用すぎて出来なかったんです。
練習しようにも図書館の本を練習台にすることは出来なかったので、自分で持ってる本を練習台にしました。
練習のおかげで今ではスムーズに装備することができます。(どこで役立つ特技なの?って話ですが……)
フィルムって個人で買えるんですよ…
もう練習する必要はないのに、今も買ってます…。
装備する都合上、帯を外してしまっているため、本の紹介文がありません。
そこでひらめいたのが、手書きのPOPでした……(本屋さんのPOPに比べるとPOPと言うのが恥ずかしいくらいですが…)
しかし、本の感想を書くのが下手くそなので、このPOPも痛々しいです。
加えて、本の最後のページの方に、次のおすすめ本を紹介するPOPを挟めています。これも今考えると、実に恥ずかしい限りです。(別にお前のおすすめは求めてない!って)
④他人と比較
SNSで他の棚主さんの状況を見ては、比較してしまう…という、一番良くない部分です。他の方と比べても、どうしようも無いのに、比べてしまう自分がいました。
グダグダと反省点をあげていますが、これだ!という解決策は浮かびません。
しかし、既に書棚はオープンしています。
加えて少なからず本も売れています。
何が正解なのかはわかりませんが、試行錯誤を繰り返すしかないんですよね。
次月からは自分の棚(「司書乃書店」)をよく観て、作っていこうと思います。
①テーマが無いのがテーマ
②(古書)でもきちんとした価格を設定する
③コーティングは続ける(今時点での強みはこれしかない) 売る本のPOPはわかりやすく/次のおすすめPOPはウザイから辞める
④他の棚主さんと比べない
⑤新刊は読んだ本+(私が)読みたい本も並べる
⑥並べている本の宣伝(紹介)は常に行う
⑦頑張って、ほんまるの公式Xアカウントからフォローをもらう
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