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「地下鉄のザジ」

2022年10月某日

「地下鉄のザジ」
監督:ルイ・マル
1960 France 🇫🇷

観たいと思ってうん十年シリーズでこちらも☺︎

配信もレンタルも見つけられなかったけど図書館にあった♡

同時代の #大人は判ってくれない の儚げな少年と比べてこの少女の強さ!

盗んだバイクで走り出すみたいに牛乳を盗んでグビグビ飲んだアントワーヌ少年と比べて
叔父さんにオーダーさせたフライドポテトとムール貝をバクバク食べるザジの厚かましさよ!

想像の上を行くドタバタだったけど、
この時代に生きていたら、ましてやフランスに生きていたりしたら、
どんなに風刺や皮肉が散りばめられているのだろうと想像する。

ヌーベルバーグを小馬鹿にしたようなセリフも飛び出すし、
大人たちがファッションや愛やセックスの事で頭がいっぱいなバカバカしさを踏みつけて歩くようなザジ。

地下鉄のストで車が溢れ、渋滞でカオスになっている街を眺めて、
「イカす街だわ」
とザジが言う。

その昔、市民の革命によって
世界で初めての民主主義を生み出したパリ、
その後なんどもなんども戦争が起き、
またバカバカしい狂乱の世を生きる大人。

ドリフの様なコメディだった筈が、
気付けば笑えない弾圧と暴力、独裁の影までチラつく。

赤い(オレンジ)セーターと青いジーンズのザジは、パリそのものみたい。
でもザジは大人の手に戻って帰っていってしまうね、
ザジを演じた女の子はその後歴者学者になったとか!!👍

#地下鉄のザジ
#ルイマル
#ヌーベルバーグ
#フランス映画
#映画  #cinema #映画記録 #映画鑑賞 #パリ #エッフェル塔 #🇫🇷

なんのドラマ?映画?だったか?で「羊たちの沈黙」の「羊のシーン」を語る人に、あの映画に羊は出ないよ!
と返す笑いが(笑)あったけど、
地下鉄のザジは地下鉄を一人で乗り継ぐ少女の冒険物語だと思っていた私(笑)

知ったかぶりは危険ですね。

今 #ひろゆき が炎上している。
バカがバカな事言おうが炎上しようが知ったこっちゃないし、
口を出すだけ徒労だと思っていたけど。
沖縄の人々への愚弄は決して許せない。
震えが来るほど憤りを覚える。
デモやスト、座り込みなどの意思表示、抗議活動、
その言葉の定義なんか論点ではない、
言葉は人間の営みが生み出す後発品だ。
自分の自由が市民の活動から培われた歴史を忘れ、
独裁を許して市民の意思表示を嘲笑いたい目的ならばあまりにも装備が軽い男。

「ケツ喰らえ!」(寺尾次郎 訳)
と何度も言うザジや大人たち。

ひろゆき、ケツ喰らえ!
エッフェル塔のてっぺんから落っこちやがれ!

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