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カツ男爵開業物語②初めて飲食店というものに向き合って勉強したなぁ
これの続き。連載物。今回では終わらへんで(笑)
物件契約をこぎつけた時点でも、何屋さんをするか?決めていなかった。
ココ壱番屋の退去するまで時間もあったので、契約してから、うちの家賃が発生するまで3か月ほどあった。
この3か月は、飲食店ていうものに初めて向き合って、本気で勉強したなぁ。
それまでの僕のキャリアは、、、
たい焼き屋
情熱ホルモンのフランチャイズ店
とんかつ弁当や釜めしの宅配(フランチャイズ)
うどん・どんぶりの宅配(直営)
らーめん食堂(最後は何屋?のアイデンティティもなかったやつ)。
飲食店のことを、何も分かっていなかった。
とんかつ弁当のフランチャイズ。
今は大きく展開していて全国に何十店舗もあり、厳格なルールがあると思うが、当時は規制が緩かった。
メニューは決められたものを販売するが、仕入れは自分たちでしていた。
本部経由は、パン粉とソースくらいやったかな。
父親のキャリアを活かして、本部が定めているものより、いい豚肉などを仕入れて商売していた。商品力が本当に高かった。
挑戦するなら「カツしかない!」と思った。
フランチャイズ本部の社長さんに会いに行って、直営飲食店で、カツをメニューにさせてもらうことを許可してもらった。
まだ本部が小さかったこと、初期に加盟したフランチャイジーだったことから出来た話。
今なら許可は下りないやろうね。
「カツ」を商材にすると決めた後は、、、
情熱ホルモンの数字を見ていて、アルコールの売上が高いなぁと思い、食事メインではなく、ドリンクもでる、呑める店にしようと決めた。
「カツ」で「呑める」店にする。
大雑把なコンセプトは決まった。
それから、呑める店(居酒屋とかバルとか酒場とか)の看板やメニューなどを見ながら歩き回った。
この頃、iPhoneを購入。
写真撮りまくっていた。
Google フォトの一番古い画像。
2014年4月。
飲食店の外観、内観、メニュー、料理の写真で埋め尽くされている(笑)
飲食店コンサルタントや成功している飲食店経営者の本を読み漁った。
月刊食堂や飲食店経営という雑誌を購入して、売れているお店特集などのページを見て、売れている店を見て回った。
繁盛店視察と決めた日は、一日10件ほど、平均して飲食店を回った。
一人でお店に入って滞在時間は30分かからないペースやで。
お金なかったけど、深夜の夜行バスの一番安いやつに乗って東京には何回も足を運んだ。
ディズニーランド行のバスで学生さんにまみれながらよく行ったなぁ(笑)
※今もたまに東京行く時に、飛行機や新幹線ではなく、夜行バスを使うけど、足を伸ばせる、上等な夜行バスに乗せてもらっています(笑)
このお店を食べに行ってビビッときたので、そのまま真似しようとも思ったけど・・・。
色々見て回る中で、当時はバル業態が流行っていること。
ワインがめっちゃブームになっていることに気付いた僕は、、、
「カツ」で「ワインを呑めるオシャレ」店にする。という方針を決めた。
僕自身、ワインを呑んだこともなかった。
僕の中では、ワインと言えば、髭男爵しか浮かばなかった。