
顧客リストの大切さは江戸時代から変わらへん
僕のメンターの一人曰く、商売をする上で、最も大切なものは顧客リスト。
うちの店でいうと、LINE公式アカウントの友だち数と卓上のアンケートに書いてもらう名前、住所、誕生日のリストやね。
LINE公式アカウントで2,000、住所名簿で3,000ほどのリストがある。
これが商売を安定させる上で大切。
昨日は日本酒、今日はチャーシュー。色々とやってみたけど、ほんまにありがたい結果やったよね。
【日本酒のお得な販売】
【チャーシューの限定販売】
うちの社員なら、誰でも答えられるはず!?の僕がよく言う、飲食店で再来店されない理由ナンバーワンは・・・。
「行く理由がないから」
これは僕の持論。美味しくても接客が良くても清潔感があって、ええ店やなぁと感じても、お客さんは3日も経てば、行った飲食店の存在を忘れている。
だから、お客さんに、僕たちの存在を働きかけるためにリストが必要なんよね。
「あっ、あのお店やね。いい印象やったなぁ。この案内面白いなぁ。また行こう!」みたいな感じやね。
※いい店であることは大前提の当たり前やで。
これって今の時代の話ではないんやで。
「商売は、名簿で始まり名簿で終わる」 これは江戸時代から伝わる言葉やで。
ここでちょっとしたエピソードをひとつ。
江戸時代は火事が多かったんやて。
そんな江戸時代の呉服屋は、店が火事になったら、真っ先に顧客名簿を持って逃げるか、顧客名簿を井戸に投げ込んで逃げたんやて。
呉服が燃えていても、そんなものは放っておいて、まずは名簿を守る。
名簿は特殊なこんにゃくで作った紙を使っていたから、墨で書かれた文字が水に浸かってもにじまへんねんて。そんな紙を見たこと無いから、知らんけど・・・笑。
ほんで火事がおさまったら、井戸から名簿を引き上げて、商品が燃えたお詫びかたがた名簿に記載された取引先に1軒1軒挨拶回りをしたらしい。そうすると、お客さんがまた商品を買ってくれるという流れやね。そして、建物もまた建て直して、商品も仕入れるというもの。
呉服が燃えた損失は大したことがないねん!顧客名簿が焼けるのはえらいこっちゃ!というエピソードやね。
商売で一番の資産はお客さん。商売を始めるときには他人から名簿を買って、商売をやめて隠居するときには、名簿を売却してそれを自分の退職金に充てたらしいで。
「商売は、名簿に始まり名簿で終わる」
まあ、僕らの商売は終わらんつもりやけどね、、、笑
結局は今も昔も顧客リストが大切やで〜という話やね。
ただ、満太郎的には数を集めたらええというもんではない。うちのファンを集めることが大切。リストのススメを機械的にしたらあかん。オファーもつけない。
だから、離脱率も低いんやで。
先人の教えを僕たち風にカスタマイズするんやで〜。