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手を抜くのは悪い?

"手を抜く" と聞くと、
どういうイメージをもちますか。

「手を抜かずにやれ!」
と言われることもありますね。

"手を抜く" というのは、
どうしても悪いイメージなのでしょうか。



①「手を抜く」の定義

「肩の力を抜く」(力まずに、ゆったりと構える)
「息を抜く」(物事の途中でひと休みする)
という、いい意味で使われている言葉もあります。

ただ、今回は業務量の話をしていきたいので、あえて「手を抜く」について定義し直していきます。


「手を抜く」は、辞書的な意味を見ると悪い意味で定義されています。

特に1について見てみると、「 "必要な" 手間を省く」とあります。

ということは、"必要な" 手間と、"必要じゃない" 手間がありそうですね。

そもそも、何が必要なのかを考えていきたいです。
一般的には "必要" と考えられてきた手間でも、考え直すと "必要じゃない" かもしれませんよね。

絶対に省けない手間もあるけど、省ける手間もあるのではないか、ということですね。

言い換えると、"必要な" 手間は手を抜けないけど、"必要じゃない" 手間は手を抜ける、ということです。


「手間を省くこと(手を抜くこと) = 悪いこと」

だけではなく、

「手間を省くこと(手を抜くこと) = いいこと」

の場合もあるはずなのです。


②積極的に手を抜こう!

業務量の話で考えていきたいので、ここでは「手を抜く」=「100%でやらない」と定義したいです。

これだけ言っておきながら、私は手を抜けないタイプでした。

全てが "必要な" 手間だと自分で思い込み、常に全力でやろうとしてしんどくなってしまうのです。

私と似たような人もいるのではないでしょうか。

そんな私だからこそ、手を抜くことは大切だったと気づかされたのです。


手を抜けないところと、手を抜けるところを明確にすることが大切なんですよね。

例えば、教師でいえば、生徒に関わる部分は基本的に手を抜けないところです。

私は授業が第一だと考えていたので、授業準備は手を抜けませんでした。

(もちろん、自分が追い詰められて生徒の前に立っても意味がないので、折り合いをつける必要はあったんですけどね)


いっぽう、会議などは手を抜いてもいい場面があるはずです。

やらなくてもいいような議論を長々と続け、気がつけば会議の時間が伸びているようなケースが考えられます。

こういう場面では、聞く側としてはある程度手を抜いて聞いていいですし、そもそも会議をコンパクト化すべきケースだと考えています。


他にも、

飲食業では、お客様は神様ではないので、お客様対応は手を抜けるところがありそうです。

会社では、たたき台として作る資料などは手を抜けますよね。

noteでは、まさに記事ですね。
もちろん、いい状態で出したいのは間違いないのですが、自分が気負いすぎるとしんどくなるので、手を抜くことも大切ですね。


②の冒頭でも伝えたように、「手を抜く」=「100%でやらない」ということです。

完璧でいる必要はない場面もあるんですよね。

あくまでポジティブな意味での "手を抜く" を推奨していきたいです。

("必要な" 手間まで全部手を抜くということではないですよ!)


まとめると


"必要な" 手間と、"必要じゃない" 手間がある。

"必要な" 手間は手を抜けないけど、
     "必要じゃない" 手間は手を抜ける

「手を抜く」=「100%でやらない」ということ。

ポジティブな意味での "手を抜く" を推奨する。

でした。


この記事を読んで、少しでも

「手を抜いていいんだ」

と思っていただけたらありがたいです。


        Saka.先生


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