これからは、ブーカ時代
こんばんは。
Saka.先生です。
社会が混乱に陥った新型コロナウイルス。
あのときは、学校現場でも一斉休校や
オンライン授業など、
さまざまな対応に追われていました。
収まったかと思いきや、
また「KP.3」という変異株が出てきて、第11波。
私の身近でも重症化している人がいるので、
いろんな規制が緩和されたとはいえ、警戒も必要です。
人々の知恵を活かして乗り切ることができましたが、
まさに社会が劇的に変化した出来事でしたね。
そこで表題です。
「ブーカ」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
カタカナにすると特に見慣れないのですが、
" VUCA " という言葉ですね。
①VUCAとは
VUCA(ブーカ)という言葉は、上記のスライドの通り、
4つの単語の頭文字をとったものになっています。
かけ合わせると、
「何が起こるかわからず、将来の予測が困難な時代」
となります。
元々は軍事用語でしたが、近年にビジネス用語となりました。
教育でも「第4期教育振興基本計画」で使われるなど、重要なキーワードのひとつとなっています。
「何が起こるかわからないのは、昔から同じじゃないか」
という声も聞こえてきそうですが、
この言葉は、コロナ禍でのパンデミックが起こったことや、AI の技術が目まぐるしく発展したことなどにより、短期間で大きな変化が起きたため、重要視されるようになりました。
②『知の体力』から学ぶ、生き抜く力
『知の体力』は、永田和宏さんが書いた随想です。
数研出版の教科書にも取り上げられていて、私も何度か授業をしました。
同様のタイトルで、新書も出ています。
教科書のほうで、いくつか引用してみます。
この教材が、当時の高校1年生が使う教科書の最初のページに載っていたところに、メッセージ性を感じます。
筆者は、「何かをやればその見返りがあるはずだ」という考え方に疑問を持ちます。
つまり、「この勉強をしたら必ず何かに役立つ」という考え方です。
本来の学び(学問)というものは、明確な何かに役立つというよりは、将来どこかで自然と役に立ってくるものだといいます。
それが、困難に直面したときに対応する力となるのです。
新型コロナウイルスの流行
グローバル化
デジタルトランスフォーメーションの発展
などによって将来の予測が困難になった現在では、必要となる能力は多岐にわたるようになりました。
一問一答のように問題を解く力だけではなく、答えに至る過程や、さまざまな答えを受容して視野を広げることなども必要になっています。
常に思考をすることで、予測困難な状況に陥っても思考することができるようになるのでしょう。
〈想定外〉の事態に強くなるためには、自身で考えながら、臨機応変な対応が求められています。
まとめると
◎ 社会情勢の急激な変化により、
「何が起こるかわからず、将来の予測が困難」
という "VUCA時代" になってきている。
◎ これからは、想定外の事態に対して、
自分なりに考えて対処していく力が必要になる。
◎ 一問一答のような学びではなく、
思考をしながら視野を広げられる学びが重要。
でした。
企業としても、教育業界としても、一個人としても、
考えていかなければならないことですね。
次世代を担う子どもたちにも、
常に思考をすることの大切さは伝えていきたいです。
Saka.先生
*あらゆる事態に落ち着いて対処できるようにしていきたいですね…!*
《 告知コーナー 》
【共同運営マガジン】 →「あっとほーむ🏠」
【𝕏 のアカウント】 →「𝕏 プロフィール」
【知ってほしい有料記事】→「🌟note攻略🌟」
「🌟収益化🌟」
*