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そんなことより選書しようぜ
買ってから無洗米だと気付きました。でもおいしいです。
こんにちは。嫁です。
以前、「秋だしなんかフェアやるか」とぬるい企画会議をしましたが、重い腰をあげて選書をしてみることにしました。
私にとって選書は大変で、なかなか終わらなくて苦労した印象が強いのですが、同時に「これって売れちゃうんじゃない?あっ、売れちゃうかも。やだどうしよう」という落ち着け目を覚ませ的な妄想スイッチが入り、アドレナリンがだらだらと流れ出る魅惑の時間でもありました。
ということで、選書スイッチ、オンします。ちなみに前回はこちら。
◇◇◇
嫁 さあ、ついに選書までたどり着きました。実際はここがスタート地点という感がありますが。
夫 さて、やりますか!私は選書好きですので。
嫁 ええと、先日の会議での感じでいくと、「本ですごろくをする」というイメージですね。数珠つなぎというか。これを読んだら次はこれだ、というフェアです。
夫 はいはい。
嫁 じゃあまずは、最初の一冊から決めましょう。「マジカルバナナ」におけるバナナにあたる本です。っていうかマジカルバナナでいいのか。
夫 おお、いいのかそれで。で、なににしますか。
嫁 うーん。二人とも読んでて、有名で、そんなに長くないのがいいと思います。安部公房の『砂の女』なんていかがでしょう。深い意味はないけど。
夫 安部公房だったら『箱男』も好きだけど。まあ『砂の女』でもいいよ。
嫁 『箱男』は読んだことないんだよね。正確には冒頭しか読んだことない。無理に『砂の女』である必要性もないんだけど他になければこれに決めちゃいましょう。日にちも経ってることですし。
夫 そうですね。じゃあとりあえず『砂の女』でやってみましょう。
嫁 それでここからなんですが、すごろくとかマジカルバナナとか言っていますが、どういうかたちで次の本へつなぐのか、きちんと決めましょう。
夫 そうですね。
嫁 と、いうことで。図にしてみました。
嫁 3つのパターンが考えられると思います。放射線状か直列型かピラミッド型。いかがでしょう?
夫 なるほどね。俺はまず(図の)上の放射線状のはないかなぁ。それだと最初の本から一歩しか外に出てないから広がりが足りない気がする。
嫁 ほうほう。そうすると、直列型も逆に飛躍し過ぎちゃうからないかな。
夫 そうね。
嫁 そうなると「ピラミッド型」ですかね。
夫 ですね。
嫁 じゃ、そういうことで。私はどうにかして坂口安吾の『白痴』を入れたい!なんか作品としてのエネルギーが近い感じがするんだよね~。無理かもだけど。
夫 そういえば、それって本だけ?
嫁 ん?映画とか食べ物とか入れるつもり?うちは本屋ですよ。
夫 そうだよね。『砂の女』読もっと。
◇◇◇
ということで、選書とは言いつつ最初の一冊しか決まりませんでした!これから安部公房の『砂の女』からはじまる「なにか」を考えます。
とりあえずは、久しぶりに読み返すことから始めたいと思います。
意外に牛歩のフェアですが、エア企画だからこそ許されること。
現実はこうはいきません。
読み終わったら今度こそ選書します!
あ、ちなみに今注目しているのは、フィルムアート社の50周年企画です。
記念フェアをやっている書店もありますね。
どれも表紙が洗練されているのでずらっと並べるととても素敵でほしくなっちゃうんです。ぜひもっと盛り上げて欲しい!よろしくお願いします!!
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