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魂が混在する惑星

「今回は無条件に愛されとるいう話や」
『オレはマジ、これで救われたのさ』
「そうなんか~どうもピンと来んわな」
『わかるわかる。なんのこっちゃだよね』

「条件付きで愛されるんが普通やない?」
『自分の子は可愛いけど、他人の子供ガキは』
「中には誰の子でも好きなんおるけど」
『あはは~いわゆる子供好きってやつか』

「フジさん、塾の講師せんせいやるくらいやから」
『いや、オレは昔っから子供が苦手でさぁ』
「おやまぁ。そらまた因果なことやで」
『前世で何やったんだろなって思うわけ』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

新シリーズ【詩絵しえ物語】です。
今回は【無条件の愛】を扱いました。
素朴な疑問が浮かんだのです。

(なぜ愛を求めるのか?)

道術家どうじゅつかである私は、まず中真ちゅうしん仙骨せんこつを意識します。頭脳じょうしきとは別の回路みちすじを使うのです。

スッと浮かぶ観覚が👇道術用語ですございます。

この観覚から物語と詩を創り、朔川揺さくかわようさんの描いて下さる柴絵イラストに添えました。

♡♡♡

『誰にでも好き嫌いってあるじゃない』
「万人に愛されるいうのは難儀やで」
多様性ダイバーシティの時代だからね。なんでもさ』
「料理や服。読む本に動画。旅行先や車」

『気に入ったから好き、合わなければ嫌い。これって条件付きの愛だよね』

「なるほど。わたしら誰でも条件付きで愛されとるんやな。無条件やあれへん」

『親子喧嘩、友情から絶交へ、恋人は別れ、夫婦が離婚する。仕事での裏切りとか』

「そうやね~誰もがお互いを無条件に愛せるなんて、ちょっと無理かもなぁ」

♡♡♡

この星で無条件の愛は不可能だ。

人種の違い、思想の違い、宗教の違い、性別や年代の違い、価値観の違いを乗り超えて、人類が愛し合うことなどありえない。

だから世界平和なんてムリ!

これが、二十歳前後から道術と出逢うまで、私の芯で響いている人生哲学でした。

絶望で虚無的になっていたのです。

私は平成元年から塾講師を務め、学校教師は大変だなぁといつも思っておりました。

学力別のクラス分けがないからです。

平等だから差別はダメ──主張するだけなら簡単ですが、教える側としては難しい。

♡♡♡

「塾は偏差値でクラスが違うもんな」
『教える方だって的を絞れて楽さ』
「学校はできる子とでけへん子が一緒や」
『悪しき平等主義。同調圧力というか』

「ははぁ。わかってきたで。フジさん、地球は塾やのうて学校と言いたいんやね」

『オレにとって、合う合わないって、根本は霊魂たましいの周波数が違うからなんだよ』

「霊魂の周波数なぁ……決定的な感じや」
『理屈も根拠も証拠もないけどさ』

♡♡♡

思想の相違は、論理的に語り合うなら、受容が可能でしょう。賛同できなくても。

好き嫌いや趣味の違いも、共感は保留にして認知だけならできるはずです。

けれど、霊魂の周波数に差があると心地よさは維持できず、離れるしかありません。

例えばこのnoteでも、私たちと周波数の近い方が残られ、遠い方は離れていかれます。

♡♡♡

「そうは言うても、今回フジさんが書いた詩やと、誰でも無条件に愛されとるんやな」

『ピンポーン。宇宙の法則が無条件で愛してくれると理解して、オレは救われたのさ』

「ここにおるだけでええ。食いしん坊でも、動画やマンガを見るばっかでも」

『全然無茶苦茶、超オッケーよ。無条件に愛されるイコールそのままでいいってことさ』

♡♡♡

ここにある
ただ存在するだけで
宇宙の法則から
無条件に愛されている

これ以上があるでしょうか?

ならば、条件付きの愛が蔓延はびこる世界で問題はございません。そのままでよい。

無条件に愛されるという理解が深まれば、愛を外に求める必要はなくなるのです。

♡♡♡

『イラストありがとう!』
「今回は拒否柴やねん」
『オレ、経験ないからさ』
「動画あるで。飼い主は大変や」

『あはは~ワンコも自己主張するわけね』
「フフ。ごろ寝の横顔が気に入っとるんや」
『ワンコだって霊魂の周波数あるからさ』
「ペットのフリ見て我がフリ直せやな」

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!

次回のフジミドリは5月26日です。こちら西遊記が30日となります。

是非いらして下さい☆


ではまた💚



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