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#ケントゥリア
もうすぐ2巻が発売されるので、「ケントゥリア」のどこが面白いか、どこが好きかを語りたい。
※この記事は暗森透「ケントゥリア」の最新話までのネタバレが含まれます。未読のかたは↑から第一話・二話、最新二話が無料で読めます。
「ケントゥリア」はストーリーの進み方や起伏、シーンの緩急のつけかたが独特だと感じる。こう言ってはなんだが「面白く感じるはずがないのに、なぜか面白い」そう思ってしまうのだ(ナニヲイッテイルカワカラナイ)
「ケントゥリア」は孤独な少年ユリアンが奴隷の妊婦ミラと出会うとこ
「世界が余りに強大で不可解すぎて、人間の個体差など無意味」というチートと逆の設定が好き。
「ケントゥリア」の五話を読んだ。
これは自分が好きそうな話だな、と期待がふくらんでいる。
「世界の全貌は人には理解できない」
「人は何一つ意味もわからず世界の隅っこで生きているだけ」
「人の個体差(能力差)など、世界から見ればミジンコと蟻程度の差しかない」
という世界観が大好きである。
ホラーが好きなのは、ホラーというジャンル自体がこういう世界観だからだ(クトゥルフ神話が典型だけど)
この
色々引っかかることがあっても、「ケントゥリア」を面白いと思い期待する理由。
第一話の序盤は読んでいて引っかかるポイントが多かった。
「奴隷」は資産なので、労働力にならなそうな老人と二人分の価値がある妊婦が同じ待遇というのはありえないのでは、と気になった。
「買い手がつかない」というが、これも何故かわからない。ミラなんて絶対高値だろう。
その他にも、船長の「何も成せない無価値な奴らだ」と言う台詞も引っかかった。
これは明らかに奴隷を「商品」ではなく対等の人間として人生