図書館へ行こう ~私の書店併用術
「たまには本でも」という方ならいざ知らず、日常的に読書が習慣になると出費もシャレになりません。
せっかくですので、自分の読書生活のスタイルや考え方についても記事にしてみました。
図書館をフル活用
趣味が読書となると月に10~15冊、多い方で20冊以上読まれる方も多いでしょう。新刊で買うと軽く1万円オーバー。自分のような小遣い制のおとうさんには、ぶっちゃけしんどい額ですよね。
なので昔は古書店の100円コーナーとかで買い漁ることが多かったのですが…………。
「床が抜ける」「ホコリが溜まる」「それって読み返したりするの?」と奥さんから毎日のように苦言を呈され、結局1000冊近くあったコレクションを数年前に処分。最近は図書館の利用がメインとなっています。
え? 「でも図書館って、読みたい本が全然ないんよね」と?
心配ご無用。最近はインターネットで手軽に予約やリクエストができますよ。それを知って以来、調子に乗って活用しまくっています。
返却期日までに読めなければ、また借り直せば良いわけですし。流行のクラウドやサブスク感覚ですね。
最寄りの図書館になくても、県内の図書館から取り寄せてくれます。それでも(自分のような)マイナー作家や新人の場合、ほとんど貯蔵はありません。新刊なら尚更です。
そこで大活躍するのが未貯蔵本リクエストです。
未貯蔵本リクエストで作家さんを応援
リクエストを出せば図書館が税金で購入してくれます。つまりは作者への印税貢献にもつながりますし、推しの作品が多くの人の目に止まる機会にもなる。むしろ個人で購入するより応援になるのではと考えています。
流石にベストセラー本は予約が殺到します。多い時で50~100件となるケースも。発売直後を狙って運が良ければすぐに手元へ届きますが、正直稀ではあります。
話題の新刊や大切な本は書店で買おう
話題の新刊やベストセラー、ずっと手元に置いておきたい本に関しては最寄りの書店で購入し、書店員さんや日本の書店文化を応援するのがベストなのかなと感じています。
自分も今回の出版で、書店の大切さが本当に身に沁みました。書店員さん達の応援が、心から嬉しかったです。
書店と図書館、どちらも大切な居場所(まほろば)
知り合いの作家さんの本はなるべく全部読みたいし、沢山購入して書店員さんも含めて応援したい。だけど正直、限界はあります。
キャパを越えてしまうと気持ちの面で負担になってしまったり、見返りを求めてしまったり。結局良いことにならないような気がします。
書店と図書館、読書好きにはどちらも大切な居場所(まほろば)です。時代や状況に合わせて、上手に併用したいですね。