丹野智文氏講演会「認知症とともに生きる」を開催しました!
皆さん、こんにちは👨
2024年1月9日、認知症対応力向上の取り組みの一環として映画『オレンジランプ』のモデルになった丹野智文さんをお迎えし、特別講演を開催いたしました🎤
講演のタイトルは「認知症とともに生きる」。39歳という異例の若さで若年性認知症と診断された丹野氏のお話をご紹介します👀
講演会の前半は、丹野氏が認知症と診断される前の気づき「おかしいな」から始まりました。
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ネッツトヨタ仙台で営業をしていましたが、自分のお客さんのことが分からなかったり、言い訳したり、時には嘘をついたりしました。
病院に行き、付いた診断は「アルツハイマー型認知症」でした。アルツハイマー=終わりだと感じました。診断後は、不安で眠れませんでした。携帯のインターネットでも悪い情報ばかり目につき絶望を感じました。
そんな中、認知症の人と家族の会があることを知り、若年の集いがあると聞き、参加してみました。みんな同じ病気、飲んでいる薬も同じ、優しく話を聞いてくれ嬉しくなりました。
私は、アルツハイマーにはなったけれど、家族と共に過ごす時間が増え、たくさんの優しさに触れ合えたこと、認知症≠終わりでもないことに気づきました。認知症を悔やむのではなく、認知症と共に生きるという道を知りました。
認知症になっても周りの環境さえよければ楽しく笑顔で過ごせることを知りました。
環境が一番大切だと思います、人と人のつながりが私を笑顔にさせてくれます。
1回ではできなくても次にはできるかも、と思ってほしいです。良かれと思って周囲の人がすべてをやってしまうと当事者は自信を失ってしまい、本当にすべてができなくなってしまいます。
失敗しながらも自信を持って行動する、失敗しても怒らない環境が認知症当事者には必要です。
サポートしてもらいながらでも、できることは自分でする、自分の意見を言って自分で決めること、できないことは人に頼めること、守られるのではなく目的を達成するために皆さんの力を借りて課題を達成すること、これが自立だと思います。
認知症は重度になる前には初期があり、診断直後があるのです。診断直後から継続的に家族へのサポートが大事だと思っています。家族へのサポートとは、本人の困りごとを解決するためのサポートです。
認知症と診断されることを恐れて病院へ行きたがらない人もたくさんいます。でも、楽しい人生を再構築するためには早期診断が必要です。
人生は認知症になっても新しく作ることができるのです。
認知症は決して恥ずかしい病気ではありません。誰もがなる可能性のある病気です。みんなで支え合う社会を作りましょう。
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丹野氏のいきいきとした話しぶり、活気のある目に引き込まれた45分間でした🤔
対話形式の質疑応答は引き続き丹野氏のペースで始まり、じわじわと質問の声が上がってくると、笑顔で朗らかに、時に厳しく身の引き締まるような助言を頂きました。
一人の人が笑顔で生きるためにみんなで応援しよう、その人の生活を奪わない、先回りするのではなく応援してくれたら嬉しいです。
認知症と診断されてからの生き方・想いを伺いながら、認知症になってもその人らしく生きるために周囲ができることは何かを考えるとても有意義な時間になりました✨
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