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【英語学習】母語以外で思考すると、人・考え方が変わる?


英語を話すようになってからの自分自身の変化


論理的思考が前よりできるようになった

母語以外の言語を使うときののほうは理論的で冷静な判断ができる

『言語の力』, ビオリカ・マリアン, p171

外国語を使うと感情が抑制され、対象との間に心理的距離を置くことができるからだと思う。英語を使って意思決定するときは、「自分の感情」を優先させるより論理的に考える傾向があった。

ただそのせいで、自分の感情に無視して、いつのまにか疲れてしまう経験もした。そのため、時々日本語で自分の感情を整理する必要があると思う。

自分の考えを言語化しやすくなった

新しい言語を学ぶことで、もっと自分の考えに近い単語を頭から引き出すことができるようになった。留学中でも、英語が話せる日本人の友達と会話する際に、日本語と英語を交えることで、自分の考えをより明確に伝えやすくなったと思う。自分の考えを言葉にするときに、詳細に深く文字化した上でアウトプットする癖がつくため、メタ認知能力も上がった気がする。

偏見にも陥りにくい

複数の言語で思考することができれば、ある言語(文化)の固有のフィルターに支配されることがなくなり、偏見から逃れて、人とも世界とも付き合えるようになれる傾向があると思う。

他にも、日本語で思考するときは日本での社会規範に捉われたりする。しかし英語で思考するときは、日本での文化フィルターを自分の中で取り外して考えることができる。

その国へのリスペクトを表すことができる

これについてはjack Maさんが分かりやすく説明しているものを見つけたので引用させていただく。

When you learn the other language, you start to understand the other culture. You start to appreciate, respect the other culture. When you appreciate, respect the other culture, you will be respected and appreciated by the others. Then you can work together.

要するに、

相手の言語を学ぶと、相手の文化を理解するようになる。相手の文化を理解し、尊重するようになる。相手の文化を理解し、尊重すれば、自分も相手から尊重され、感謝されるようになる。そうすれば、うまくいく。

ということ。


翻訳機やchat GPTが進化している時代に英語を勉強する意味とはなにか。それは単に外国語でコミュニケーションが取れる、という意味だけではない。自分の枠から離れて、他者、他文化の視点から自分を、世界を、捉え直すことができること。柔軟に注意と視野を切り替え、感情だけに支配されずに判断ができること。相手の立場や文化を理解した上でより相手の気持ちに訴えかけたコミュニケーションができること。

これらのスキルをさらに発展させていくために、これからも外国語を学び続けていきたいと思う。





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