ボードゲーム制作プロジェクト:販売戦略編!販促物やブースレイアウトを決めよう!
こんにちは!
2021年10月から第二期が始まったボードゲーム制作プロジェクト、子どもたちのゲームは完成間近です。PRのための、試遊会も経てきました。
そしていよいよ「ゲームマーケット2022春」の開催が1ヶ月半後に迫ってきました。
今回は、ゲームマーケット2022春の当日を想定して、どういった販売戦略をとっていくか、ということを子どもたちと一緒に考えていきました!
最終的に、どういった販促物を作って、自分たちの作ったゲームを「買ってもらうか?」ということを考えていった様子を報告します。
それではどうぞご覧ください!
1、人がモノやサービスを買うプロセスについて知ろう!
現在は、ネットショッピング全盛の時代と言えます。ボードゲームも御多分に洩れず、通販は1つの大きな販路ではあります。こういった時代にあって、ゲームマーケットは対面での頒布という形を取っているイベントです。
対面での商いとあれば、伝統的に、そして長らく積み重ねられてきた人々の購買プロセスがとても役立ちます!
そこで、子どもたちにそんな購買プロセスの理論を「ボードゲーム」を例にしながら話しました。
「AIDMA」や「AISAS」として、フレームワークとしてまとめられているものですね。もちろん、先にあげたように通販という文脈では、SNSなども活用してさらに突っ込んだ人々の購買行動を設定しなければいけません。
普段、子どもたちが「何かを買うとき」を想像してもらうことで、子どもたちもすんなり理解していたようでした。
これらのプロセスの各段階で、販売戦略が必要になり、そしてその販売戦略を具体化するものとして、「販促物」の説明をしました。写真に写っているパワーポイントの画面上の写真は、ネットの拾い画で、セブンイレブンの入り口付近の様子の写真です。「販促物」だらけ、であることが子どもたちに伝わったのではないでしょうか。
この後、販促物の各種類(例えば、POPやのぼり、チラシなど)についてその役割と効果を紹介しました。下は、「サイコロ塾」の新作ゲームのチラシを例にチラシの効果を説明したスライドです(ちょっと宣伝笑)。
さて、販促物の種類や役割・効果を理解した上で、それでは、どんな販促物を作ればいい?どんな特徴がある販促物が効果が高いのか?そういうことを次のワークで考えていきました。
2、販促物の特徴を捉えよう!
子どもたちに販促物に関するインプットをしてもらった後、子どもたちに事前に撮ってきてもらった販促物の写真を広げて、どんな特徴があるかを考えてもらうワークを行いました!
上の写真は、子どもたちが自分たちの住む街中で「目を引かれた」販促物を自分たちで撮影してきてもらったものです。
とてもバリエーションに富んでいるのですごくワークが捗りました!笑
1つ1つの写真を見ながら、気づいたこと・どうしてこの写真を撮ってきたかなどを聞いていきました。
「化粧品とか置いてあるところにコレがあったけん」「美味しそう!」「ゆらゆらしてて目立ってた」「立体にすると目を引く」「通り道に置いてあったけん、入った時は気づかんかったけど、帰るときに目に入ってきた!」などなど、子どもたちが本質的な気づきがたくさん出ました!
最終的に子どもたちが出してくれたさまざまな意見を企業で販売業務も担当し年間◯◯円を売り上げた山里さんの視点からまとめてくださりました。
「えっ!のりじゃん!」など意外性のあるメッセージにあえて大きめのフォントを使って目を惹きつけ、それを説得させるメッセージを織り込む(年間◯◯売り上げました!、△△(権威者)が絶賛!、など)、訴えたい内容に応じた色使いをするなど、販促物に入れると良い具体的な特徴を理解しました。
3、ブースレイアウトと販促物の内容を考えよう!
残り時間は、実際に手を動かしながら、ゲームマーケット出展時のブースレイアウトや販促物の種類・内容を考えてもらいました。
び場に置いてある机を使って実際のブースのイメージを膨らませます。子どもたちは2チームなので、どういうふうに与えられたスペースを使うかをチーム同士で話し合ったり、具体的に机の上をどういうふうにしていくかを考えていきます。
最初はピンときてなかった子どもも、先に実施したワークのおかげで少しずつ具体的販促物を考えることができるようになっていきました。
「それいいじゃん」がそこかしこから聞こえてきて、子どもたちがワクワクしながら取り組んでくれているのが伝わってきました。販促物に入れるメッセージ1つ1つが本当に子どもたちが伝えたいものになっているんだなと感じます。
もう1つのグループは、今回1人だけでなかなか手をつけ始めることが難しかったのですが、サポートを受けながらちょっとずつ形にしていきました。
手元に、どのカードのイラスト使うと見た人にインパクトを与えることができるかどうかを検討します。また、ゲームのテーマに合わせたチラシを作るにはどうすればいいか?など考えていきます。
子どもたちは、インプットしたことをうまく自分たちのボードゲームの事例に合わせてアイデアを形にしてくれました。
あとは、ゲームマーケットに向けてコレらをきちんと形にして買ってくれる人たちに適切にアピールですね!
終わりに
実は、ゲーム制作プロジェクトのワークショップとしては今回が最後でした。
ワークショップは終わりになりましたが、何度も書いているように子どもたちのゲームはゲームマーケット2022春(4月23日、24日)に販売開始となります。現在、サイコロ塾のBASEページで、ゲームマーケット会場での受け取り及びアフタースクールび場、NPO法人Wing-Wingでの受け渡しの予約を開始しています。
子どもたちが作ったというだけでインパクトはありますが、2作品ともゲームとしてもすごく短い時間に何度も楽しめるものになっていますし、おすすめできるものです。
子どもたちが同じ年齢ぐらいの子どもたちに楽しんでほしいとの思いで作ったゲームでもあり、実際小学生くらいのお子さんたちが楽しめるものになっています。
おってゲームマーケットブログなどでルールなどの詳細はアップしていく予定ですが、現時点で「ぜひ購入したい!」と思ってくださった方はよろしければ上のサイトからご予約ください。
2021年度のゲーム制作プロジェクトの総括はまた改めてnoteで書こうと思っていますが、ここまで本当に子どもたちのアイデアを形にしてこれて良かったと思っています。
前年度ではたどり着けなかった「形にする」「売る」ということに今年度チャレンジできたことは、子どもたちにとってすごく大きな体験になったのではないかと思います。
販売本番はこれからですが、子どもたちの士気もゲームマーケットに向けてガンガンに上がっていっていることが感じられました。
さて、最後にワークショップ自体は終わりましたがゲームマーケットまでの間に以下2回の試遊会を予定しています。
一足先に子どもたちのゲームを体験したい!という方、ぜひ足を運んで体験しにきてください。
よろしくお願いします!
試遊会について以下の通りです。詳細はそれぞれの会場にお問い合わせください。
・3月19日(土)13:00〜15:00
ボードゲームカフェ福岡博多フレンズフレンズ様
電話番号:092-710-7126
・4月2日(土)(時間は未定です)
アフタースクールび場
電話番号:070-2666-6879
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