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瀧本哲史さんの宿題をやります。『2020年6月30日にまたここで会おう』

瀧本哲史さんとは?

エンジェル投資家、元マッキンゼー、経営コンサルタント、京都大学客員准教授で起業について教鞭を取り、絶大な支持を得ていた、瀧本哲史さんが亡くなったのは昨年8月。

そんな瀧本さんの本が全部公開されていて、しかも「7/6までってあと数日じゃないかあっ!」と気付いたので、今日はいつもと違って、文章力UP技術や文章力UPマインドについて書かないし、分かりやすくない文章かもしれませんが、ご容赦ください。

2020/7/6まで無料公開の瀧本哲史さんの本はこちら。
https://note.com/doourhomework/n/nb4572987819b

ロジックとレトリック

私自身はいつも、「言葉」についてお伝えしているので今回は、この著作の中で1つ印象的だったことを取り上げてみます。というより、印象的な部分はたくさんあるけれど、自分の背景を考えて、私が言うことに少しは意味があるかもと思ったことだけを取り上げます。

〜〜〜本文引用〜〜〜

言語にはギリシャのアリストテレスの時代から伝統的に、2つの機能があると言われています。「ロジック」と「レトリック」です。

ロジックというのは日本語で言えば「論理」ですが、もう少し意訳すると、前提が真なら結論も真となるような推論の型のことで、ざっくり言うと、「誰もが納得できる理路を言葉にすること」ですね。

ロジックを鍛えるには、言葉の正しい運用の仕方や論理の構築の方法をしっかりと学ぶ必要があります。

言葉の機能のもう一つの「レトリック」は、日本語では「修辞」と訳されます。簡単にいえば、「言葉をいかに魅力的に伝えるか」という技法がレトリック。(中略)

日本では「彼の言葉はレトリックしかない」とか、言葉を飾るだけみたいなネガティブなイメージで使われることも多いんですが、本来のギリシャ時代から続く弁論術のなかでは、レトリックについて、聴衆を魅了し、説得して賛成してもらうための重要な能力と位置づけています。

〜〜〜本文引用〜〜〜

ロジックは言葉の論理構造。レトリックは言葉の伝達の技法。

なぜ、私がレトリックばかり語るのか(やり方100%の理由)

私がライティング力UP、文章力UPと言っている話は、現状、レトリック(細かい文章の技術)的なことを話していることがほとんどです。

理由は、「レトリックの方が短期で、今すぐ変えられるから」「簡単に、(深く頭を使わなくても、今の思考のままで)変化を実感しやすいから」。

ロジックの力を鍛えるには、時間がかかります。

私自身は、15歳で「言葉にできない・・・」で失敗した悔しさから、何千時間何万時間かもしれないけれど、言葉、会話、そこに伴う心的な動きをひたすら観察してきました。
自分でもアウトプットしまくって、深掘りして、思考の矛盾を付き、頭の悪さを呪いながら、20年くらいやってきても、未だに「まだまだだよ・・・」と私は自分のロジックについて絶望することがあります。

だから、ロジックに関しては、"数年かけてでも本気で学びたい"と思わない限り、根本的な解決はありません。

ブログ1記事で「こうやると良いですよ」で恒久的に変わるものじゃない。
ブログ1記事に書いてあることを実践したって結果はすぐには出ない。

それを承知で、でも私はやっぱり、「言葉」を研究して欲しいと思う。それは瀧本さんも言ってたけれど。

でも、言葉にすることが全てだから

言葉にすることは自分の思考を認識し、思考の論理構造の過ちと矛盾を認識することにつながります。

世界を認識し、情報と論理構造を精査し「これ、なんかおかしいぞ」とか、「ここには違う意味があるんじゃないか」とピンとくるためには「言語力」が不可欠なのです。

だから、本当はロジックについてを、誰しもが学ぶことを勧めたいけれど、私がそれを声高に言っても聞いてくれる人なんてそんなにいないんです。
だって、私は瀧本さんじゃないし、私は万人にとっての天才じゃないから。

だからせめて、レトリックについて語ることで、それをきっかけに「言葉って面白いな」と思ってもらったり、少しでも実践してみたいって思ってもらったり、言葉について考えたり、思考ついて考えたり、そこから言葉の感度が上がって、思考体系に興味を持って、そこから言葉が内包する「意味」に興味を持ち、ロジックへの興味になり、自分・他人の思考、情報に興味をもったら、絶対にその人の人生は良くなるのだ。

そう信じているから、その過程として、ライティングを教えています。

少しの変化も実感できなければ、人は絶対に変わろうとしない

私が高校の時から眺めている写真家の方がインタビューで、こんなような話をしていたんです。
「僕は武道ができるけど、先生が最初から、面白い技をたくさん教えてくれらからなんだ。普通は、受け身の方とか、礼儀とかしか1ヶ月目なんてやらせてもらえないのに、先生は最初から面白い技を教えてくれた。面白い技とかをやって武道を続ければ、受け身は身につくからと言われて、その通りだった。だから、楽しく続けられて結果的に上手くなった。」
と。

私のピアノも、いつもそうでした。

バッハもチェルニーも練習曲は全然進まなくて、「ちゃんと練習しないとダメよー」と言われ続けたけれど、先生はそれ以上に私を動かすやり方を知っていて、それは「今の自分では、到底できないような超難曲(でもとても魅力的)を、次の発表会で弾くように言う」という方法でした。
「めっちゃ良い曲だけど全然弾けない!」と自分のレベルより数段高い曲を前に奮闘する。その七転八倒の中で技術が身に付き、頭が働き、先生の言っている意味がわかるようになり、技術を体得して発表会でうまくいく。

言葉だって、同じ。

どこかの時点で、「こうやりたいけど、なんかできないじゃん、なんで!?」という七転八倒が絶対にどこかで必要になるのです。

でも、そこでがんばれるのは「やってみたら案外できた!」を繰り返して「やればできるぞ」「できるようになるのは面白いぞ!」と思ってもらえてから。

だから、まずは、レトリック、そこからロジックを一生一緒に追求できるような仲間が欲しいなと思いながら、こうして発信しています。

I Do My Homework.

瀧本さん、97%は失敗なので、これから先はわからないけれど、私は私のHomeworkを頑張ります!

言葉の力で人生を変えられる人が、一人でも増えますように!

と、レトリックもロジックもグダグダな文章ですが、明日からまたがんばるぞ!

2020/7/6まで無料公開の瀧本哲史さんの本はこちら。
https://note.com/doourhomework/n/nb4572987819b


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