【スタエフ】読書をする姿は見たことないけど読書家であっただろう父
老眼鏡をリーディンググラスとうまく言えません。
こんにちは。
彩夏です。
私の父は読書が好きだった。
キッチンとリビングを仕切る壁は台所からは食器棚、リビングからは本棚として使用できるように設計されていて、その本棚には父の書物と映画鑑賞の度に購入するパンフレットがビッシリ並んでいた。
ただ残念なことに。
父が読書に勤しむ姿は見たことがない。
母は「読書さえしていれば頭が良くなる」という都市伝説を、それは紛れもない事実であるとばかりに私たち姉弟に読書を強要した。
子供部屋には「世界名作童話全集」や「図鑑全集」が並び、恵まれた環境。
ただまたまた残念なことに。
それらを買い与えられたのが、私たち野生児4人姉弟だったということ。時に童話集や図鑑達は兄弟ゲンカの道具として使用される(特に長男ナガオ)。
特に図鑑に関しては弟たち(特にナガオ)にとって、私が苦手だと知っている、両生類・爬虫類のページを見せるためだけの道具だった。「これでオレの勝利」とばかりに両生類や爬虫類のページを私の目の前にほくそ笑みながら近づけてくる弟(特にナガオ)を何度殴ったかわからない。
その童話全集や図鑑たちはいつしかどこかに譲られ、私たちの部屋から姿を消した。
弟たち(特にナガオ)はさておき、私はその童話集を何度も読み、その読書のおかげかどうかはわからないけれど国語の成績だけは良かった。
童話集がなくなったことは寂しかったけれど、その後も私は父の書物を読んでいたし、私の読書好きは変わらなかった。今は進行する老眼のせいで読書はほとんどしなくなってしまったけれど。
切な。
ところで。
ナガオは、かの有名な耽美派(道徳や常識を超越し、あくまでも美を追求した文学)の小説家と同じ名を付けられている。
父がその小説家が好きだったから。
という理由らしい。
娘として、耽美という言葉の意味を知るとなんだか複雑だけれど、その小説家以外のたくさんの書物達にも読まれた形跡があり、知識も豊富ということは、父は確かに読書家だったのだろう。
だけどナガオが漫画以外の読書している姿は、私の記憶には全くない。ナガオから与えられる知識は、いかにして自分の悪行の証拠を隠滅するかということばかり。
要するに名前負けってこと?
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ばいなら