留学生の親としてアメリカ大統領選について考える
私だって真面目に考えることだってあるんです。
こんにちは。
彩夏です。
連日ニュースは次期アメリカ大統領選の結果の話で持ちきりだ。私自身は経済や政治に詳しいわけではない。日本国内のことはもちろん、アメリカのこととなると尚更。
今回、フォローさせて頂いているお二人のつぶやきや記事を読ませて頂いて、これから世界情勢はどうなっていくんだろうと考えた。
カナダ在住のメイメイさん
アメリカ在住のまつむらnoteさん
私の娘マルコはアメリカに留学中。
2年制のコミュニティカレッジに通っている。
正直。
今回の大統領選の結果は、色んなことに疎い、この能天気な私にも精神的ダメージは大きかった。違う。大統領選だけじゃない、日本の衆院選もそう。先のことを考えたって仕方ない、今だけを考えようと気持ちを変換しようとするのだけれど、うまくコントロールできない。
マルコは今、学生ビザでアメリカに滞在している。まだ考えはまとまっていないようだけれど、卒業後も数年はアメリカで滞在したいと考えている。そのためには学生ビザが有効なうちに、何かしらのビザを取得しないとならない。
次期アメリカ大統領の移民政策。
きっとマルコの将来に少なからず影響が出る。アメリカに残れるための確固たる保証も実力も自信もないことに行き詰まっているマルコは、学校の忙しさも相まったのか珍しく電話をかけてきて号泣していた。
日本とは違い、アメリカは移民に対してシビアであることはマルコの話から垣間見える。多くは語らないけど「アメリカの人は苦手だ」とも言う。もちろん、皆が皆に対してではない。親切にしてもらったことを嬉しそうに報告してくることもあるし、マルコの人柄なのか、彼女の周りには親切で優しい人がたくさんいる。
ただ、「私は日本人である」ということを感じる瞬間も時にあるんだろう。
少し前に、マルコの通っている学校で銃発砲事件があった。離れた場所にあるキャンパスで起こったことだったから事なきを得たのだけれど、学校は1週間休みになった。その間、マルコは体調不良で1日病院に拘束されるということもあった。「このクソ高い保険め」と留学保険を憎らしく思っていたけれど、かけておいて本当に良かった。
ホームレスの多さ、メキシコとの国境、移民、銃、医療費、物価、為替。
この1年半ぐらいで、語彙力のないマルコの話からでもアメリカと日本の違いをぼんやり学んだ。
私の心配による老いは加速し続けているけれど、政治に全く興味のなかったマルコが大統領選についてポツポツ話すようになったのは素晴らしい成長だと思う。きっと日本の大学に進学していたら、彼女のことだから間違いなく政治や経済に目を向けることはなかった。
一留学生だったとしても実際に生活してみて、物価、差別、その他色んなことを考えざるを得ない出来事があるのだろう。
民主党の青と共和党の赤。
開票結果を表すアメリカ地図を見て、この1年半とはちがうアメリカになると感じた。それに伴い日本にも影響があるのかと思うと、留学生の親としては他人事ではない。
世界はどう変わるんだろう。
そしてマルコの未来はどうなるんだろう。
そして最後に本音を言うならば、円安の行方に私の心が軋む。
それでは。
最期までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら
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