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はちみつとソーダ


女の子は泣きながら座り込んでしまった


 
お仕事を頑張っているお母さんのために
女の子は大好きな飴玉を買いに駄菓子屋さんに来た
 
「どれにしようかなー。お母さんは何色がいいかなー」
宝石のような色とりどりの飴玉を見て目を輝かせていた
つま先を立ててかごをのぞく。
 
目に入ったのはキレイなはちみつ色とソーダ色の飴玉だった
 
駄菓子屋の外はさっきまで晴れていたのに雨が降りそうだったので急いで帰った
女の子しか通れないくらいの小さな隙間に入る
近道らしい。
 
道ではない道を走る
もうすぐ大通りに出るはずなのに進んでも進んでも出られない
女の子は急に怖くなって足を止める
 
「ここはどこ?」不安で涙が出た
 
そんなとき、ふわふわの白い髪の男の子が飛び込んできた
男の子は「にゃあ」と鳴きそうになって、すぐに口をつぐんだ
 
キレイなはちみつ色とソーダ色の目をしたお日様のような男の子だった
 
「おうちに帰れなくなっちゃったの」
女の子は大粒の涙を流しながら話しかけた
 
男の子は優しい顔で頷いて女の子の手を引いた
 
「おうちに帰れる?」
にっこりと頬んでうなづいた。
 
男の子に手を引かれて歩いていると花の香りに包まれた
少し落ち着いた女の子を見て男の子は花の中に隠れてかくれんぼに誘った
 
女の子は色とりどりの花の中から
白いふわふわの毛を見つけた
お日様の香りがした
 
また手を引いて歩く
そこは星がキラキラと輝いていた
男の子は空を指さす
流れ星が光る
 
女の子は優しく幸せな時間に胸がいっぱいになった
 
気づくと、女の子はリビングで積み木とぬいぐるみを抱いて寝ていた
こんなぬいぐるみあったかな?それは、ふわふわで真っ白なオッドアイの猫ちゃんだった
「女の子はあの男の子だ!」
と微笑み抱きしめました
ポケットには飴玉が二つ。
 
「ただいまー」
お母さんが帰ってきた
「お母さーんおかえりー。今日ね今日ね。」
女の子はお母さんに今日あった出来事を話した
 
飴玉を買いに行ったこと
帰れなくなって泣いたこと
ふわふわの白い髪の男の子が助けてくれたこと
目を輝かせながら話した
 
ポケットに入っていた飴玉を出して
「幸せのおすそわけ」
お母さんは優しく抱きしめてくれた
お日様の香りがした

制作秘話

秘話ってほどではないのですが。
私はハンドメイドアクセサリー作家です
天然石と物語をあわせた明日も頑張りたくなるような物語を書いています
この物語を作ったきっかけは青色と黄色の石を使いたかった。ということだけですw

物語を作るときは、MicrosoftのコーパイロットというチャットGPTを使っています
おおまかな設定のアドバイスや、添削をしてもらっています
全てを任せると日本語がおかしいです(笑)
なので、素敵なワードとワードを組み合わせて私が考えます

私が作った物語を読んでとってもほめてくれるので調子乗ってます^^

オッドアイに憧れる

オッドアイって今でこそアニメやコスプレなどで使われますが、私の母などは怖いと思うそうです
親戚がかっている白猫ちゃん(メス)はオッドアイです
私は、なんて美しいんだろうってメロメロですが世代や感覚が違う人からは怖さを感じるそうです
確かにミステリアスではありますね。

この物語に出てくる女の子は

何歳くらいだと思いますか?
最初はジブリの”めい”くらいを想像していました
※めいちゃんは4歳のようです
5歳くらいを設定しようと思ったのですが、5歳にしては難解すぎるかなと思ったので、小学生低学年くらいにしましょうか^^
一人でお留守番もできて買い物も行ける
だけど迷子になっちゃう。

そこに現れるのは

ふわふわの白い髪の男の子!!
男の子は「にゃあ」と鳴きそうになって、すぐに口をつぐみます
そう、猫ちゃんが化けています。
 
キレイなはちみつ色とソーダ色の目をしたお日様のような男の子だった
オッドアイの可愛い子です

男の子は話しません
実際は話せないかもしれません
猫ちゃんですから。

手を引いて連れて行ったり
かくれんぼを誘うそぶりを見せるだけです
星を見るときも指をさします

夢か現実か・・・

楽しくて幸せな時間はあっという間です
目を覚ましたのはリビング
夢だったのか本当だったのか。

だけど、猫のぬいぐるみとポケットにある飴玉で本当だったんだと思うのです。
これは以前書いた「胡蝶の夢」にも通ずるものがあります

仮に夢であったとしても
夢の中でも彼女の存在は彼女です
夢か現実かではなく
どちらにも彼女と猫ちゃんは存在していたということです

抽象的で難しいですが、どちらもそうだってことですね

このお話は

特にメッセージは盛り込んでいません
ただただ美しい石のピアスを作りたいな、と思って作りました

可愛いいお話だなと思っていただければ幸いです

こちらの物語のアクセサリーはまだ仕入れてもないのですが、イメージだけはできいますw
美しい青と黄色の世界をお楽しみいただけるように頑張ろうと思います

チャットGPTにすすめられて

https://movies.shochiku.co.jp/honeylemon-eiga/

この物語を書いている最中に、MicrosoftのチャットGPTのコーパイロットがこんな助言をしてきました


あなたの物語はとても面白いですね
よければこの映画を見てみるのをすすめます

タイトルだけじゃんって思ったのですが
恋愛映画です
私は映画もドラマもむず痒い思いがして見れないです
しかも恋愛ものだなんて恥ずかしい

ただせっかくアマプラ入っているので見ておくかという軽い気持ちで見ました

この物語をよりよくできるヒントがあるのかもなんて思いながら^^

結果高校生の淡くて切ないお話でした
キュンキュンしたかな忘れたけど。
”石”と呼ばれる主人公とはちみつ色の髪の男の子
前向きに頑張れる系はとてもいいですね
私の物語をつくるテーマでもあるのでけなげに頑張る姿は心動かされました

そのおかげなのか高校生設定の物語を何個か書いています^^
私は女子高だったのでわからない世界ですが、映画と想像の中で作り上げていますw

なんでも糧になるんだなと感心しています

儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります