ベトナム消費者の動向。

■アジア太平洋地域の消費者意識調査2024年版。
・最近のニュース、「PwC調査、ベトナム消費者の63％が『インフレ上昇』、52％が『マクロ経済変動』を懸念していると回答」。
・大手国際会計事務所の英系『プライスウォーターハウスクーパース・ベトナム（PwC Vietnam）』発表、『アジア太平洋地域の消費者意識調査2024年版』は今後12ヶ月最大の懸念事項として上述の2つを挙げた。
・同調査は「アジア太平洋の11ヵ国・地域の消費者7000人余り（うちベトナム人515人）を対象に実施」された。またこの結果によると「ベトナム人消費者が支出を増やす項目について63％『日用品』、52％『衣料品』、48％『ヘルスケア』」と答えた。

■支出を抑える。
・一方、支出を減らす項目は「『高級ブランド品』と回答した割合33％で最大、以下27％『玩具』、22％『書籍・新聞・映画・ビデオゲーム』と続く。
・そしてベトナムは｢アジア太平洋地域においてオンラインショッピングの割合が最も高く、ベトナム人消費者67％がスマートフォン、44％がパソコンでオンラインショッピングをする」と回答。
・それでも「実店舗で買い物するベトナム人消費者の割合も63％と高水準をキープ」する。その他「ベトナム人消費者は環境に優しい製品への支出を優先する傾向が見られた。74％がリサイクル材料で作られた製品には『平均価格より20％高い金額を支払ってもいい』との意向を示した。また85％が『今後3年でハイブリッド車または電気自動車（EV）の購入を検討する』と回答」するデータもある。

■ヨガへ通い始めるベトナム人女性たち。
・余談、ベトナムではオフィス帰りにヨガへ通う女性が徐々に増え始めたのは7、8年前だった。ヨガマットを手に同僚の女性は「これからヨガなんだ、一緒にやらない？とっても良いよ」と声を掛けてくれ、有難く感じた事を想い出す。
・当時「これからベトナムは健康、エコ、環境、リサイクル等の意識が徐々に高まり時代のキーワード、トレンドとなっていくのだろう」と感じたものだ。
・上述の数値を眺めていると、現在は当時比で更にこれらに対するベトナム人の意識は大きく変わり高まっている。今後5、10年で今と比較できない程、暮らしの中により多くのこれらキーワード関連の景色や商品を見る機会が増えるだろう。私もこの流れに乗り引続き健康維持に留意していく事を改めて感じている。