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時代の風に流れ乗る。

■CIEM発表、ベトナム2024年GDP成長率。
・最近のニュース、「中央経済管理研究所(CIEM)発表、『ベトナム2024年GDP成長率予想+6.55〜6.95%(前回+6.1〜6.5%)に上方修正』」。
・CIEMはドイツ国際協力公社と共催、『マクロ経済に関するシンポジウム』で「2024年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率の最新予想を発表」した。

■新しい経済モデル。
・CIEMは引上げの理由を「2024年1〜6月期のGDP成長率が前年同期の+3.72%から+6.42%に加速し、輸出額も前年同期比+14.5%増加したほか、海外直接投資(FDI)の認可額と実行額も伸びたことによる」と示す。
・更に「マクロ経済の安定化に向けた適切な対策に加え、成長の質やイノベーション能力を向上させること、DXやグリーントランスフォーメーション(GX)等主要なトレンドに適応すること、循環経済やデジタル経済、シェアリングエコノミー、クリエイティブエコノミーなどの新しい経済モデルに関する法的枠組みを整備することなどが必要」との見解を示した。

■ESG.
・余談、ベトナム企業はグローバル企業と取引を行う際、『環境/社会/ガバナンス(ESG)』の観点をビジネスに取り入れている事が今後増々、必要不可欠な要素となる。
・ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字から生まれた言葉だが、気候変動や人権問題等の世界的な社会課題が浮き彫りになる現代、「企業は長期的成長を目指す上で重視すべきESGの観点での配慮ができていない企業は投資家等から企業価値毀損のリスクを抱えているとみなされる」。
・そういう意味ではグローバル企業と取引を行うベトナム企業は既に一定水準に達しており、先行投資でESGの観点をビジネスに落とし込んできた企業とも捉えられる。時代の流れを読み、経済成長と共にクリアすべき課題解決に取り組み、ひとつでも多くのベトナム企業が更に活躍する事を願う。

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