南部の春。
■桜色のモモイロノウゼン。
・最近の話題(2024年3月14日付)、「春の象徴、ベトナム南部『モモイロノウゼン開花』は3月下旬。開花後3、4日で桜色の花びら散る」。
・時期的にも形状的にも日本の桜に似た『モモイロノウゼン』がもう少しで満開を迎える季節だ。
■エルサルバドルの国花でもある。
・『モモイロノウゼン』は桜色の花をつけ、「ノウゼンカズラ科の植物でピンクテコマやキダチベニノウゼン等の別名がり、メキシコから南米北部に分布し、エルサルバドルでは国花として親しまれている」。
・3、4日で儚く散る花、その見た目が似ていることから「サイゴンの桜」と呼ばれている。また、試験や別れの季節に咲くことから学生たちの間では「学生の花」とも言われる。
■沖縄のモモイロノウゼン。
・ベトナムのホーチミンで『モモイロノウゼン』を見る機会を逃しても、桜前線なる『モモイロノウゼン前線』を追いかければ良い。
・3月下旬以降ホーチミンで咲き、南部ソクチャン省では4月中旬以降に開花が観測されたケースもあるのだ。開花時期は国で異なるようだが、概ね乾季に咲く花となる。ちなみに日本、沖縄では『モモイロノウゼン』南国の花として見て楽しむ事が出来、開花時期は6~8月と言われる。
・私はもう随分と長い間、タイミングを外してしまい日本の桜を見ていない。それでも桜の季節、日本の原風景、小学校入学式・校門前で母と共に桜吹雪に吹かれながら撮った記念写真、淡い想い出、儚い約束様々な想い出を重ねながら私は毎年ベトナムの桜色の開花を楽しみにしている。