他国料理で知る国のレベル。
■ベトナムの国際観光客数は増加中。
・最近のニュース、「2024年ベトナム国際観光客数の年間目標1800万人、上半期880万人超(前年同期比の158%)に達した」。
・統計総局発表「国際観光客の主な入国手段は空路であり740万人以上が利用した。次いで陸路が126万人以上であり、海路での入国はごくわずか」であった。
・「2024年上半期観光客総数は年間目標である1700万〜1800万人の50%に達しており、ベトナム国際観光のピークシーズンは10月から4月までであるため、年末にかけて観光業はさらなる成長が期待」される。
■様々な国の人々がベトナムで食す。
・ちなみに「韓国がベトナムに最も多くの観光客を送り出し上半期で228万人に達した。次いで中国が190万人近くを記録」し、またその他台湾、日本、米国、オーストラリア、インド、マレーシア、カンボジア等が含まれる。
・同局データより「サービス輸出額は上半期で推定1兆8163億円(前年同期比で20%増加)に達し、そのうち観光サービスは9687億円(前年同期比で40%増加)で全体の53.1%を占める。一方「サービス輸入額は上半期で推定2兆6013億円(前年同期比で22%増加)に達し、そのうち輸送サービスは1兆1130億円(前年同期比で18.6%増加)で全体の42.7%を占め、また観光サービスは7912億円(前年同期比で52.9%増加)で全体の30.4%を占めた。
・余談、ベトナム主要都市には様々な国のレストランを見つける事が出来る。インドレストランが点在するエリア、裏路地にひっそりと佇むフレンチ、日本食屋が軒を連ねるエリアや通り、目抜き通りに鎮座するイタリアン、連日満席状態の韓国レストラン、古き良きアメリカンダイナーをイメージした店舗のハンバーガー等の各国料理を楽しむ事が出来る。しかもどの国の料理もレベルが高くそしてリーズナブルな値段なのだ。
■ベトナムの外国料理が美味しい理由。
・以前、私のnote『蕎麦つゆが醤油100%』でベトナムの上述国料理のレベルが高い理由を書き留めているが、確かにベトナム食メインの国で外国料理を好んで頂く外国人の数はベトナム国民と比較し圧倒的に少ない。その小さいマーケットに対して適当な料理を提供すれば長くこの地で商売を続けていく事は至難の業だ。
・本報道のように外国人観光客数が増加傾向である事から、外国料理を提供するレストランも今後増々活況を呈していく、ということは観光業やサービス業等を通してその国のレベルを推し量る事に繋がるたろう。ちなみに、私に会いにベトナムに来てくれる日本の旧友、知人たちを当然ベトナム料理然り私は幾度となく外国料理屋へもお連れしてきた。
・最初彼らは「ベトナムに来たのになぜ我々をインドやイタリアンへアテンドするんだ」的な表情を浮かべている。しかし、食した瞬間彼らの表情はパッと明るくなり、そして彼らがベトナムに再訪する度に「あのインド料理屋へ、あそこのイタリアンレストランへまた行きたい」とリクエストをしてくれる。