見出し画像

行動が導いた現景色。

■ベトナムXYZ世代の職探し。
・最近のニュース、「ベトナムZ世代の職探し8割強が給与と福利厚生を重視、X世代は家族との時間優先、Y世代は力の発揮場を求む」。
・大手求職求人プラットフォームを提供する『Career Viet社』の調査結果は「様々な分野の企業で働く労働者8万4200人を対象」に実施された。
・「X世代(1965~1980年生)は伝統的な価値観を重視し家族を大切にして家族の時間を増やすために徐々に第一線から退いていく傾向がみられる」。

■仕事観は各世代で異なる。
・一方「Y世代(1981~1996年生)は仕事に求めているのは、明確な目標と自分自身の力を証明する機会。この世代は型にはまることなく、自分の能力を発揮して周囲から認められたいと考えている」、そして「Z世代(1997~2010年生)が仕事において給与と福利厚生を重視している」。
・全体的にみて「X世代は依然として安定と長期的な幸福を優先しているのに対し、Y世代は成長・仕事・生活のバランスを、Z世代は柔軟性・給与・成長を重視」している。
・Z世代の意識をもう少しブレイクダウンしていくと「83%が仕事における『給与と福利厚生を重視』、これに次いで『働き方やスタイル』を重視する人が多く、年末に支払われる13か月目の給与や祝日ボーナスの支払いを保証する職場、また週25~35時間未満の短い労働時間、ハイブリッドワーク(オフィスワークとテレワークを組み合わせたワークスタイル)を好む傾向がある」。

■より良い生活や暮らしを求めて。
・余談、更にZ世代はより良い職場があればジョブホッピングも積極的に検討する傾向にある。私の周りのベトナム人も4、5年勤めた会社の経験を活かして転職する20代、入社から半年、1年以内に新たな仕事を探す30代もいれば、20年以上ひとつの会社で現在も務める40代等と様々だ。
・より良い生活や暮らしを求めて日々前進している事は各世代に共通している。私は長年ベトナムで暮らし働く間、ベトナム人仲間から職探しや今後の方向性等を相談される事もある。その時私自身の転職経験、私が各年代別に抱えてきた悩みや不安、現在地までの道のりに大切だったと思える箏等を彼らに共有してきた。
・その後、彼らは私に「相談した時、背中を押してくれてありがとう」と微笑む20代、「方向性を示してくれたおかげでグローバル企業で働く機会を得た、日々英語と格闘してるよ」と30代は苦笑いをする。シェアしてくれたことを私は嬉しく思い、また現在の景色は間違いなく彼らがもがきながらも自ら行動した事で掴み取ったものである、と心から感じるのである。

いいなと思ったら応援しよう!