明るくポジティブな数値。
■ベトナム国会。
・最近のニュース、「国会はベトナム2025年GDP成長率+6.5~7.0%設定を決議、また国民1人当たりGDP76万円を目標にした」。
・その他目標として「GDPに占める加工・製造業の割合24.1%、消費者物価指数(CPI)上昇率+4.5%、都市部の失業率4.0%未満、労働人口に占める農業従事者の割合25.0~26.0%」等がある。
■政府が求められている事。
・国会は「政府が「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)を効果的に実施することのほか、電力法の改正、原子力発電所プロジェクトの再始動、再生可能エネルギー・水素エネルギー事業の促進の必要性を主張」した。
・また国会は政府に対して「高速道路事業をはじめとする戦略的インフラの進捗を加速させ、2025年末までに全国の高速道路の総延長を3000kmとし、2025年中にラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道を着工するよう求めた」、「国営企業の株式会社化を加速させる必要性を指摘しGDPに占める民間セクターの割合を55%に拡大すべき」と示した。
■新興国や先進国の数値。
・余談、確か2024年の年初に設定されていた2025年ベトナムのGDP成長率目標は6.0%だったが、本報道では6.5~7.0%へ上方修正された、その理由は「経済の回復と成長の見通しが改善された」事が反映された結果だろう。
・実際、2024年ベトナムのGDP成長率目標は6.0~6.5%だったが、成長率は6.8~7%の達成が見込まれていることから、2025年も上方修正している。
・GDP成長率は「経済の規模と成熟度」によって数値が左右され、例えば『新興国』は「高い成長率(5~10%以上)が期待されることが多く」、ベトナムやインドなどの新興経済国は「インフラ整備や産業の発展により高い成長率を達成」。『先進国』・成熟した経済では「2~3%の成長率が一般的と言われており、日本や米国がカテゴライズされている」。
・貧困削減、雇用創出等様々な課題はあるが本報道はベトナムにとって明るいニュースであり、上述の数値は非常にポジティブな指標と捉えられる事から今年、来年のGDP成長率の結果が今から楽しみである。