秋晴れのハノイに日本を重ねて。
■ホーチミンの目抜き通り。
・最近のベトナムNEWS(2023年11月23日付)、「『世界で最も高額な通りランク』、ホーチミンのドンコイ通り13位」。
・不動産サービス会社『クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド』の『2023年世界小売り大通りレポート』データより、「ドンコイ通り1㎡の年間賃料65万円は前年同期比17%増、コロナ禍前比40%増」、となる。
■世界最高額はニューヨーク5番街。
・「同通り1㎡の年間賃料はドイツのミュンヘン、オランダのアムステルダム、タイのバンコク等有名な高額地域を上回る賃料である。またハノイのチャン・ティエン通り17位(55.5万円)、前年同期比20%増、コロナ禍前比50%増」となった。
・世界で最も高額な地域はニューヨーク5番街1位(330万円)、イタリアのモンテナポレオーネ通り2位(293万円)、香港のチムサーチョイ3位(250万円)、ロンドンのニュー・ボンド・ストリート4位(243万円)、パリのシャンゼリゼ通り(186万円)が続き、日本の銀座通りは6位(150万円)となっている。
■少し淋しいチャンティエン通り。
・先日、ハノイのホアンキエム湖を散歩し、目抜き通りである上述のチャン・ティエン通りを歩き高級デパート『チャンティエンプラザ』に寄ってみた。3、4階の2フロアは改装中、もしくはテナント募集中なのか完全にクローズし、営業中のフロアでもテナントが撤退しているところが多く全体で5、60%程の店舗が営業しているだけだった。
・やはり、この周辺エリアも以前に比べテナント募集が多くなり、週末午後のチャン・ティエン通りであれば多くの人で賑わっているはずなのに、この日は人が少なく落着いて歩けるので心地良いのだがどこか物足りなく淋しさを感じた。
・余談、私は特に11月のハノイが大好きだ。この頃になると一年を通して最も気候穏やか、晴れ渡り爽やかな秋にめぐり会える。また季節の変わり目を感じられると同時に日本の秋晴れと重なり日本で暮らした日々を想い出し、そして日本にいる両親、兄弟に会える日を楽しみに願うこの季節が大好きなのだ。