言葉で伝える、大事さ。尊さ。
好きな人に「好きだよ」と、言ったり
家族に「ありがとう」と、伝えることは、
あの時、言えばよかった...と、
後悔してからでは、遅いもの。
私はアラサーになってから「目に見えない何か」に不安を抱きながら生きている。
今、伝えそびれて いないだろうか と。
コロナというウイルスが流行り、日常のあたりまえがなくなった。
地方出身者は、簡単に帰省できなくなり、なんとなく家族に会えていた過去の時間が尊いことを、改めて思い知っただろう。
3年ぶりに帰省した私は、母の料理を食べた瞬間、涙が止まらなかった。
「どうしたの?笑」と両親に笑われながら、
「久しぶりに会えたことが嬉しくて笑」と、伝え
「そんな風に考えてくれる、優しい子を産めて、お母さん嬉しいよ♪」と背中をさすられた。
言葉で伝えるのが苦手な、昔ながらの亭主関白な父は、隣でニコニコ見守ってくれていた。
◇
子供の頃、近所の歯医者に行ったら、失敗され、総合病院送りになったことがある。
高熱が出て、顔が腫れ、点滴を打たれて、意識が朦朧とした経験だった。
それ以来、歯医者がトラウマだ。
しかし、歯が大事なことも重々承知しているので、歯医者に通わないという選択肢はない。(定期検診を受けたい)
引っ越し先で新しい歯医者に通うとき、ネットで歯医者を調べまくり、一世一代の決心で予約を行うのだ。
「定期検診と、クリーニング」という、初診予約にすることで、この歯医者さんに通っていいかの判断がつく。
レントゲンや口腔内写真を撮影し、画面で説明してくれる歯医者であることは、大前提で。
どのような言葉を選んで、現状を伝えてくれるかも大事なところ。
クリーニングは、痛い歯医者と、痛くない歯医者がある。また、バキュームの使い方も、うまい歯医者と、そうでない歯医者では、全く違う。
どのくらい繊細な手つきで、丁寧に治療してくれる人なのかが、定期検診とクリーニングで分かるようになった。
歯医者の判断方法の話はこのくらいにして、
何が言いたいかというと、初診を終えたあと、担当の院長先生にこう伝えた。
「来てよかったです。ありがとうございます♪」
「そう言ってもらえて、なによりです」と、お互い笑顔になり、歯医者を後にした。
トラウマがある私が、来てよかったと思える歯医者は、滅多にない。
自分の中に生まれたプラスの感情は、伝えたかった。
伝えることで、お互いに笑顔になれるなんて、伝えて本当によかった。(もはや子供の感想)
◇
彼とは付き合ってから、かれこれ6年以上、一緒にいるのだが。(結婚して3年ほど)
相変わらず、仲良しで、大事にしてもらっているのは
相変わらず、好きだと伝えて、言葉を選び、なんでもない日常が幸せと、飽きずに毎日伝えているからかもしれない。
基本的に、明るく前向きに、穏やかに鼻歌を歌いながら、コミカルな動きや、ボケツッコミを交えつつ、外では基本ローテンションで生きている。
若干変な生き物なのだが、彼にとっては、何にも変えがたい、飽きない存在らしい。
「すずが奥さんで、本当によかった」
「いつも受け入れてくれてありがとう」
「スキルで仕事依頼が来るとこ、尊敬する」
「夜ご飯がおいしすぎて、ほんと幸せ」
と、言葉で伝えてくれる彼が、本当に夫でよかったと、私はつねづね思っている。
毎日、言葉のサプライズプレゼントをもらっている感覚だ。感謝。
しかし、過去の恋愛は、彼とは真逆な、言葉にしないタイプに惚れてきた。
「私の名前知ってる?」ってくらい、恥じらって名前すら呼んでくれない人とか。
「一緒にいれば、伝わるものでしょ」みたいなことを言い、気持ちを伝えてこない人とか。
日本人らしいといえば、日本人らしい。
亭主関白感。
そういう、言葉にしないことが美徳!のような感覚の人と一緒にいると、自分のなかで、日々「なんだかな」が増していく。
結果、一緒にいても話し合えないし、伝えても、はぐらかされて、お互い分かり合えないまま、終わりを迎えることも多かった。
言葉にしないと、たとえ家族でも、気持ちは伝わらないというのに。
きちんと、言葉で伝えられる関係、相談し合える関係が、私には心地いいことを知った。
そんな自分に気付けた結果、
彼に出会えて、本気で恋に落ち、一緒に生きている。
◇
もしものことがあってからでは、相手に気持ちを伝えられない。
別れる直前になって、男性が必死に言葉を並べても、女性の心は決まっているものだ。
今を大事にし、言葉で伝えてくれる人は、とても尊い存在。
「好き」「ありがとう」「嬉しい」「素敵」「すばらしい」
プラスの感情が生まれたら、積極的に伝えたいもの。
恥じらいもなく、サラッと相手を褒める私は
慣れていない人からしたら、だいぶ変人かもしれないが
それが心地いい人と、出会って仲良くなれたら。
自分の人生も、だいぶカラフルになってきたな♪なんて
仕事も休日も、過去より今のほうが、充実しているなぁと、しみじみ思う。
仕事がフリーランスなので、新しい現場ごとに、様々な人に出会う。
その中でも、継続してお仕事をさせていただく方は、自分の中で「人として好きだなぁ、安心するなぁ」と思える人だけ。
その"好きや安心"の正体は、言葉で伝え合える人なのかどうか。
言葉にしてくれる人って、本当にありがたい存在。意思疎通に乾杯。
伝え合えて、笑い合えて、相談し合える関係が、私にとって建設的。
過去の恋愛を否定するつもりはないし、その経験のおかげで、今の私がある。
コロナのおかげで、自分が大切にしていること、どんな人と関わっていたいかなど、気づけたことも多い。
何事も経験して、その先に、自分は何を思うのか。
いつも、いつでも、考えて生きていけたらな。
自分の中の正解が、日を増すごとに見つけられる気がする。
言葉にすることの大切さに、気づけた自分に出会えて、本当によかった。
なんとなく恋愛するのではなく、
自分の大切にしている部分を、共有できる人と一緒にいれば、お互いの存在が尊くなる。
夫と一緒にいることで、そんなことに気づけた。
過去の失敗よ、ありがとう。
◇
無事に仕事納め。
新規の案件が終わり、疲れすぎて寄り道
青山のスタバ、初めて入った。
道ゆく人が、みんなオシャレで
さすが、青山。
仕事納めの、最終日。
+
すてきな方々と仕事ができて嬉しかった。
+
スタバのデカフェラテで、ほっこり。
満身創痍。
家にワープしたい。(疲れすぎて、気持ち悪い)
仕事が納まった方も、納まってない方も、
私のnoteに、お立ち寄りいただき
ありがとうございます。
フォロワーさんも、ぞくぞくと集まってくださり、ありがたい限りです。
サークルも運営しようかなと、設計はしてあるのですが、
note在住の方々って、しっぽり静かに、文章を読む方が、多いだろうな〜と思い
同年代で集える場(サークル)を作っても、みんな興味ないかもなぁ!なんて思ったりして。
設立に至っておりません。
時間かけて、設計はしてあるんよ。
思い立ったら、行動する人間で。
設計してみたけど、未公開案件。
さて、ここまで読んでくださった方には
表参道のイルミネーションを、プレゼント。
きれいよ。ぜひ、直接見に行ってね。
仕事帰りに、ひとりで見るイルミネーションも、なかなか乙だ。
イルミネーションに興味のない夫にも、見せてあげたい。
ヘトヘトなので、ここでおわります。
ぜひ、またお会いしましょう。
最後の婚活のはじめかた アラサーすず*
「だれかに役立ちますように」と時間をかけて書いています。 あなたのサポートは、めぐりめぐって誰かのために...♪ ぐるぐる、まわる。