発展途上国に行く理由
発展途上国とよく耳にしますが、実はこのフレーズも時代遅れのようで、あと3年もすれば過去の遺物となるみたいです。時代ってなんでしょう
気のせいかもしれませんが、ここ数年の旅行先で東南アジアの名前をよく聞くようになりました。実際に行ってみて感じたのが、より人間らしい生活をしているという事でした。
自然との距離が日本に比べて近いが故に色んな共生の仕方があって、面白い。そんな中で何故、僕はいわゆる途上国が好きなのか、定期的に行きたいと思うのか、その理由を書いていきます。
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訪れた6つの国
海外渡航をしたのは人生で2回のみで、初回は大学2年の夏でした。行った国は以下です。(トランジットを除く)
「タイ・ラオス・ベトナム(本土、フーコック島)・カンボジア・インドネシア(スマトラ島、バリ島)」
発展途上国に行く理由
インドシナ半島周りの5ヵ国しか行ってないのですが、思ったより国ごとや地域ごとに違いがありました。しかもまた1年もすれば景色が変わって来るのが途上国の特徴で、だからこそすぐにでも行く意味があるのだと感じました。
このように、僕が行く理由は
「"今"を見ておきたいから」
です。消えると言うのは衰退と発展の意味があり、発展の例ではタイの観光客が増えすぎて汚染を防ぐ為に離島の湾岸が閉鎖されていたり、東南アジア全体の物価や地価も上がったりしているようですね。
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その中で体験談として、衝撃を受けたスマトラ島のファームステイでの話をしていきます。
時期は2月、現地ではちょうどコーヒーの収穫の時期でした。飛行機が1日に1便しかない地域に着いて車で30分、出てきたのはまさに異世界。
収穫からコーヒーを飲むところまで一連の流れを体験したり、半年に一度のお祭りに参加したり、火山から湧いている温泉に入ったりしましたが、そんなことよりも驚いたのが
「町民みんながコーヒーの作業をしていること」
飲食店や車屋さんなどのインフラ系は別として、一つの町の人々が同じ産業に関わっているのは凄い事ではないでしょうか?
しかしこれは悪い面もあると思っていて、一つの作物で町が成り立っていると不作時のリスクがとても重くなるので、環境に大きく左右されてしまいます。
そしてこの状況こそ、発展途上国に共通する最大の特徴だと思っています。
最後に
実際、今の地球は温暖化で2050年にはコーヒーの生産適地が半分になると言われている為、単純計算で後30年、コーヒーノキは約4年で収穫出来るため栽培品種の選抜は10回のチャンスも無い事になります。
この時見た景色や人達が後30年で消えてしまうなんて嫌だな。でも若干20歳でこの事実をに目にした人は居なそうだな。じゃあ伝えなきゃ!
となった訳です。以上が体験談でしたが、こんな世界もあるんだな〜と言う視点で見てくれたら嬉しいです。
僕の場合は偶然、発展途上国に行って現地の課題を目の当たりにしたから運が良かったのですが、観光地を周るだけでもたくさん発見があると思うので、是非足を踏み入れて欲しいなと思います。