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10デイズチャレンジ ~減らせる身近な食品ロス~
美味しくSDGs
食品ロスから鑑みる、お使いの仕方を考えていきます。
日本では年間2,550万トンの食品に関するゴミがでています。そのうち612万トン/年間は食品ロスです。毎日お茶碗1杯分/人(約130g~150g)のご飯を廃棄している計算になります。(1年で約48キログラム)
※食品ロスとはまだ食べれるのに捨てられる食品のこと
食品ロス612万トンの内、家庭からの食品ロスは年間284万トン出ています。
(平成29年度推計 農林水産省 食品廃棄物等の利用状況等)
この数値を見て自分ができることは何かを考えました。
普段のおつかい スーパーでの食材の買い方から見直してみるのはどうでしょう。
そこで私が提案するのは「10デイズチャレンジ」です。
10日間分の献立を考え、リストアップ。10日間分のまとめ買いをするのです。ついつい衝動買いしてしまいがちな方は、余計なものを買わないためにも大切です!
一例をご紹介します。(※4人家族の夕飯の献立例になります。朝ごはん、昼食は入っておりません。)
10デイズ献立
1日目 にくじゃが、ネギと豆腐わかめのみそ汁、トマトきゅうりチーズのドレッシング和え、白米(玄米)
2日目 ちゃんぽん
3日目 ひじきと鶏肉の炊き込みご飯、鮭の塩焼き、ニラ玉汁
4日目 スープカレー
5日目 醬油麹鶏ハム白わさび添え、大根の葉ふりかけ、なめこの味噌汁、白米(玄米)
6日目 茄子の肉みそ炒め、大根のゆず漬け、キャベツの味噌汁、白米(玄米)
7日目 野菜チヂミ、レンジ茶碗蒸し、ホウレンソウ味噌汁、白米(玄米)※ミートフリーデー
8日目 ビビンバ、わかめスープ
9日目 焼きホッケ大根おろし添え、きゅうりの浅漬け、大根おろし汁を使ったあさり汁、白米(玄米)
10日目 担々鍋、チョレギサラダ、白米(玄米)*残っている食材があれば鍋に入れてしまいましょう
買物に行く前にパントリー、冷蔵庫、冷凍庫をチェック。既にある食材、調味料を重複して買わないよう心掛けましょう。
消費期限と賞味期限の違いを理解(賞味期限は多少過ぎても食べれるのですぐ捨てない)
消費期限、賞味期限が迫っているものがあればそれらを使ってのレシピを考えてもいいでしょう。
~調味料は以下のものがあるか前もって確認~
・牛乳、白すりごま、みそ、鶏がらスープの素、酒、みりん、しょうゆ、にんにく、塩、ごま油、サラダ用ドレッシング(お好みの物)、米、ほんだし、乾燥バジル、クミンスパイス、醬油麴、白わさび、鰹節、小麦粉、片栗粉、めんつゆ、豆板醤、しょうが、オイスターソース、ゆずチューブ、バター、
🥗リストアップ 買い物リスト
・しらたき1袋、ねぎ4本、乾燥わかめ1袋、トマト大玉1個、きゅうり6本、QBBチーズ1袋
・豚小間肉200g+200g+400g、シーフドミックス1袋、キャベツ1玉、もやし1袋(200g)、ニンジン6本、かまぼこ1個、きくらげ1袋、中華麺4玉(食べ盛りの子がいるときは麺の量を増やす)
・乾燥芽ひじき10g、油揚げ5枚入り1袋、冷凍えだまめ(彩をよくするためなので省いてもOK)、塩鮭4切れ、ニラ1袋、卵1パック
・カレーフレーク1袋、茄子5本、ししとう1袋、
・鶏むね肉2枚、大根葉付き1本大きめ、なめこ1パック
・豚ひき肉300g+200g
・玉ねぎ1個、かにかま1パック、冷凍えだまめ100g、冷凍ホウレンソウ1袋、
・ホッケ4人前、あさり200g、
・レタスor水菜、のり1枚、チンゲンサイ1袋、しめじ1袋、木綿豆腐2丁、ミニトマト1パック、
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既に家にあったものは省きました。今回たまたま1万円を切りましたが、1万円以上購入する日も勿論あります。
あらかじめリスト化すると無駄なものを買わなくなります。
⚠️購入の際の注意点
・おなかがすいてる時にはスーパーに行かない方がいいでしょう。余計なものを買いがちです。
・セール品に飛びつかない(その場で良く吟味 今後使い用途を考える 保存が効くか 汎用性はあるか)これ何か使えそうかも!とりあえず買っておこう!はダメ!
🤔献立に困ったら
・ミートフリーデーを一回/10日取り入れてみる 野菜だけの日
アメリカにはミートフリーマンデーという言葉があるそうです。その名の通り、お肉を使わない月曜日を取り入れようという意味。お肉を省く事により、環境保護や健康維持、動物愛護などを目的としたSDGsの一環であるようです。
・魚メインの日、麺類の日、丼ものデーを入れてみる。
・家族に次回何が食べたいか、前もって聞いておく。
まずは書き出してみましょう。自分の食べたい、作りたいレシピを入れてみましょう。理想は主食、主菜、副菜ですが最初は簡単なレシピで良いのです!(私はメイン、白米、みそ汁の3点で始めました)
野菜を使う際は、私は割と皮ごと使っていることが多いです。
生ごみも減りますし、皮があってもあまり気になりません。
皮と実の間に栄養が多く蓄えられている野菜が多いようですので、皮ごとをおすすめします。
皮が気になる方は省いてください。
10デイズチャレンジのメリットは日々の献立に悩んでいた時間を大幅にい短縮できることです。
悩む時間を30分だと仮定して30分×10日=300分の時短→他の時間に充てられます。
そして、食材が余ることが少ないので食品ロスが減らせます。
デメリットはまとめ買いが少々大変なことでしょうか。
食品ロスを一番に考えるテーマなので、手前取りを心がけましょう。(※手前にあるものが全て賞味期限が短いとは限りませんが)
スーパーの棚にあるより長い賞味期限の物を買いたくなる気持ちはわかります。ただ、皆さんのエシカル行動一つでSDGsに繋がるのです。
10デイズチャレンジを始めたきっかけは毎日の献立の考えと買物が面倒だったから。
最初は大変に感じましたが、慣れればメリットだらけだいうことに気づきました。
慣れないうちは5日間から始め、7日間、そして10日間へと伸ばしていっきました。
最大2週間チャレンジも試したが、これはお勧めしません。(食材が2週間持たない、冷蔵庫冷凍庫に収まりきらなかった)
10デイズチャレンジが一番ちょうどいいというのが結論です。
このチャレンジはもしかして食品ロス軽減につなっがっているのでは?と思い書にしたためました。
この働き掛けが少しでも多くの方に共感していただけたら嬉しいです。
では、また次の投稿で!