106.「8月9日と私」人と人との関係を芸術に~バイバイ👋のその前に〜
何故かは、わかりませんが、歳を重ねるごとに、義母の話が昨日の事のように、思い出されます。
長崎に原爆投下された当時、元夫は一歳半。
義母は、9歳、5歳と3人の子どもをどう育ててきたかを、余り語る事をしませんでした。
私自身は、人間は何故戦争をするのか?を疑問に思い、歴史書、映画、ドキュメンタリー等をたくさん観てきました。
義母からも一度だけ、長崎の原爆投下後に起こった事について、聞いた事がありますが、
その話は、自分が体験したかのように、情景が鮮明に浮かんできます。
ピカッと光り、窓ガラスがバラバラっと降ってくると、咄嗟に、押し入れの1番下にあった昔の重たい布団を引っ張り出し、幼い子どもたちの上に掛けた。
『火事場のバカ力』?どうしてあんな力が出たのか、自分でも信じられないと、小柄な義母。
食べるものがないので、お乳も出ない。
義母が取った行動は、髪にはタンパク質がある(?)と聞いたのを信じ、長い髪をバッサリ切って、その煮汁をお乳代わりに。
被曝後は、GHQの身体検査という名のもとでの辱め。
『これは、一生忘れません!』と。
覚悟を決めての最初で最後の、一回きりの話。
丸まった背中とボソボソとした語り口。
今更だが、義母に、もっともっと話しを聞いておけばよかった。
義母だけでなく、先輩たちが必死な思いで残してくれたものを、私はどう伝えていけるのか?
この、『途方もない学び』を、どう生かしていけるのか?
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