✏️著者プロフィール&📚出版作の紹介 (兼サイトマップ)
【著者プロフィール】
2007年、二人のサッカー少年を主人公にした純文学系小説『クルイロ~翼~』でデビュー(文芸社)。芸術心理学の観点から、スポーツ芸術としてのサッカーを描きつつ、密接な共依存関係の光と闇に着目した 異色の友情物語に仕上げている。
2012年、同出版社より、謎が謎を呼ぶカルト教団との攻防戦を縦軸に、人間心理や社会の闇に斬り込んだ社会派ミステリー小説『PHASE』を出版。2016年1月に刊行されたヨーロッパ(主にドイツ)が舞台のスパイ小説『JADE~表象のかなたに~』や、翌年発表した『翡翠の神話』、『それぞれのパンデミック~そのとき彼等は……』は、ファンの要望に応えて誕生したスピンオフ作品に当たり、『PHASE』本編から、特に人気の高かった一部の登場人物たちを活かしてのシリーズ作品である。
最新刊は、2022年11月に刊行した初の詩集『この歪な世界の最果てに』
☝️ちなみに、「思考に筋肉がついている」とさえ評される 硬質でどっしりとした文体や切り口鋭い内容から、しばしば男性作家と間違えられることがありますが、これでも一応は女流作家です💧
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📕サッカー少年2人の特異な友情を描いた純文学系小説『クルイロ~翼~』の作品紹介
繊細なのに大胆不敵で、刹那的なのに生き生きとしていて、皮肉屋なのに憎めない……、そんな天才肌のサッカー少年ボリスと、母国ロシアに留まって彼の活躍を見守り、インスピレーションの源であり続けるアレクセイとの、十数年間にわたる独特の友情関係を、社会主義体制崩壊後の激動する社会情勢とシンクロさせながら描いた大河小説。
密接な共依存関係がもたらす光と闇とは?
天賦の才に恵まれた者と、その才能を見出し、育てる使命を負った者。二人でともに成し遂げるピッチの上のスポーツ芸術を通して、“ 創る心 ” を解き明かしていく未曾有の芸術心理学。
「応援しているよ。どこに行っても僕らはずっと “ 二人の空 ” の住人で、いつでもすぐ隣にいるんだから」
──見上げればいつも、二人の空があった。
▲現在、note上のこのマガジン内で順繰り本文を公開していこうとしているところです。(本文からは割愛されていた未公開部分を復元し、このnote上でのみ、初稿に近い状態で全文を無料掲載いたします!)
残念ながら、この本の流通はすでに終了(つまり絶版)しており、書籍としての購入が可能なのは、下のリンク先👇のAmazonマーケットプレイスの商品と、古書店などに残っている僅かな中古本のみとなっております。
📕哲学的な掘り下げで人間社会の闇を抉る、手に汗握る社会派ミステリー『PHASE』の作品紹介
失踪した弟を捜して、独自に調べを入れはじめた姉の絵梨は、相転移計画と呼ばれる あるカルト教団の目論見を知るが、事件に深く関わりを持つ謎の男との接触により、やがて予想だにしなかった熾烈な攻防戦に巻き込まれていく。
「俺みたいな奴が出てくるのは、他のあらゆる平和的手段が失敗に終わったときだと思えばいい」
「本当の怪物は、どっち ──?」
怪しげな地下隠れ家を拠点に進行する、嘘と真実の入り乱れた際どい情報戦。推し進める者と止めようとする者、別な思惑を胸に忍び寄る者……。過去に実際に起きた宗教テロを彷彿とさせる独善的な破壊計画をめぐり、切れ者タイプの登場人物たちがアンダーグラウンドで衝突し合う、重厚な社会派サスペンス。
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📕ヨーロッパを舞台に諜報員たちが展開するスパイ小説『JADE ~表象のかなたに~』の作品紹介
[PHASEシリーズ第二弾]
「人間性に目覚めるのが、少しばかり遅すぎた。さながら兵士の末路さ」
「自分を信じられないなら、私を信じて──」
十数年前にある特殊な依頼のためにドイツ連邦情報局BNDに引き入れられ、いくつもの名前と言語を使い分けながら生きてきた「国なき男」。逃れられない闇を背負い、誰も真には寄せ付けずに生きてきた彼のもとへ、あるとき思いも寄らず、日本で共に活動した過去を持つパートナー、憲玲が現れる。かつて『死神』と恐れられた身でありながら、裏社会からすっかり足を洗い、別人のように改心した今の彼女は、未だ当局の縛りから抜け切れずにいる彼にとって、一足先に第二の人生に踏み出した道標のようだった。
「どんな組織も枠組みも、行き着く果ては皆同じ。明日の平穏を脅かす、治世の奸賊なのさ」
「あなたの視点がすでにある、あらゆる枠組みの外側で、自分なりの価値を再構築するの。破壊者時代の自分とは全く異なるカラーで、続く道を彩って。それが本当の意味での乱世の終結、第二の人生に向けての第一歩ってものなんじゃない?」
再会の経緯に謎を残しつつも、日常を共にし始めた二人は、不慣れで不得手な平穏を噛み締めながら、やがて深く愛し合うようになるのだが……。
「私は知っているんだよ、あのことを」
背後で息を吹き返した、拭い去れない過去。次第に暴かれていく軌跡と驚愕の真相。
黒い歴史を刻んだベルリンの街で、一発の銃弾が束の間の平穏を切り裂き、かつてのハンターが、狩られる側に──。
二人に執拗に付きまとう黒幕の正体とは?
そして姿なき刺客に命を狙われ、追い詰められていく二人の行く末は ──?
どんでん返しミステリー『PHASE』で人気を博した、ニヒルで曲の強い登場人物たちが、ヨーロッパの抒情的な街並みを背景に展開する物語。
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📕人知れぬ裏社会の愛と喪失を描いた、切なくも美しいミステリーサスペンス『翡翠の神話』の作品紹介
[PHASEシリーズ第三弾]
高め合う関係の果てに行きつく 究極の成就とは何か──?
大きすぎる愛と、その喪失に学ぶ静かなる強さ。
偽装にまみれた血生臭い人生の中で 真実の相手を見出すも、後に独り取り残されてしまった元諜報員のJ。約半年前のある出来事で植物状態になってしまった最愛の女性の抜け殻を、古城のような外観を持つベルリン郊外の屋敷で護り続けてきたのだが、そんな彼の元に、あるとき彼女の姉を名乗る 瓜二つの女性が現れる。
「今回は相手が悪い。必ずこの手で息の根を止めてやる!」
「俺の首が欲しいなら、くれてやるさ。ひょっとすると俺は、こういう機会を待っていたのかもしれない」
雷鳴と共に覚醒した 眠れる凶器。
似た者同士の 哀しき選択……。
神話の一場面のような恍惚とした描写で滑り出した物語は、やがて予想だにしなかった皮肉な様相を帯びていき、敵ならぬ者が牙を剥くまさかの展開に──。
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📕流行病に揺れる現在を舞台にした三部構成の短編集『それぞれのパンデミック ~そのとき彼等は……』の作品紹介
非常時にこそ再確認される
絆と信頼、愛の形。
科学や医学の著しい発展にもかかわらず
起きてしまった まさかのパンデミック。
良くも悪くも変わり果てた日常。
これは果たして終焉か、始まりか?
「どうしても聞きたかったんです、あなたの口から。今の状況において、あるいは、ウィルスとともに暮らさねばならないこれからの世界において、僕達にとっての『プラス』とは何なのか。僕達人類は、一体どこへ向かおうとしているのかを」
「痛いところを衝かれたんだ。
グローバル化のユートピアが
丸ごとそのままの形で
ディストピアに反転したわけだ」
数年前に日本で接点を得た 大いに訳ありな経歴の持ち主たちが、変異種に振り回される一進一退の現在を舞台に、意外な素顔と本音、日常の姿を垣間見せる。
「何かのきっかけで人の世が終わらないうちに、
これだけは言っておきたいんだけど──」
PHASEシリーズの著者
悠冴紀が描く
異色の外出自粛生活
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【目 次】
第一話 迷走の未来
~Voice of J
第二話 感染者たちの日常
~ロックダウン真っ最中のドイツにて
第三話 古城屋敷の奇妙な一日
~侵入者たちの悲運
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📕2022年刊行の詩集のご案内
言葉は清流、ときに疾風。言葉は羊水、ときに刃物。
社会派ミステリー小説PHASEシリーズの著者、作家の悠冴紀が幼少期から書き溜めてきた詩作品の数々を、2022年11月時点で編纂した詩集。
時間、宇宙、芸術、哲学、自然、動物、人間、人生、生と死、愛、友情、社会、国家、戦争など、様々なテーマを掘り下げた魂の暴露で、読み手を究極のカタルシスへといざなう。
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※コロナ以後に始めた「おうち活け花」のマガジン▼ 畑違いの人間による試行錯誤しながらの素人技なので、「活け花」と言いつつ実態は単なる切り花観察記と化していますが、休憩時間などの頭休めにどうぞ(笑)
※こちらもパンデミックによる外出自粛を機に始めたマガジンで、過去に訪れた旅先の風景や、季節ごとのイベント模様、近場の公園植物園で撮影してきた花々など、あちこちで撮り溜めてきた写真を記事にまとめて振り返っています▼
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