2019年に出会えた景色5 (一年を振り返る花画像〜秋の花編)
とうとう2019年も最後の日が来てしまいましたね、皆様。私はこの一年間、四季折々の風景を見逃すまいと、予定を密にして走り回っていたので、バタバタしているうちにいつの間にか年末を迎えてしまっていました 💦 明日には年が明けて2020年になるなんて、全く実感がわきません💧
▲ 馬見丘陵公園の白花曼珠沙華
(リコリス・アルビフローラ) 9月18日
⚠️ 上の画像をクリックすると、この日のフォトアルバムが出てきます 📷
とは言え、私にとっては、あっという間に過ぎていった短い一年間だった、というわけでもありません。
この一年間は、noteやブログには書ききれない部分で、色々と大きな変化もあったし、あまりにも盛り沢山に予定を詰め込みすぎて、たった一年間の出来事だったとは とても思えないくらい、頭の中に膨大な量の景色や経験、出会いや別れ等の記憶が溢れ返っています。そのため、ほんの半年ほど前の出来事が2~3年前の出来事のように感じられ、時間の感覚が完全に狂ってしまっている、というのが実態です。
これはこの一年だけに限った話ではなく、ここ数年間の私の歩みについて言えることなのですが、過去には体験できなかった年齢相応の細やかな楽しみを、今になって(年甲斐もなく:笑)順繰り全部経験して、人生に欠けていた部分を取り戻そうとしているようでもあり、また一方では、忘れかけていた危機意識を呼び覚まし、いつ何時この世界を去ることになっても悔いの残らないよう、自分のページを綴じていくための準備をしているようでもありました。文字通り1年で2〜3年分、あるいは5〜6年分ずつぐらいのペースで生ききろうとしていたかのような、目まぐるしい毎日だったのです。
絶え間ない攻撃にさらされながら、生き抜くため、正気を保つための闘いに必死だったかつての目まぐるしさに比べれば、大半は自分が楽しむために選んだ行動だったので、いい意味で完全燃焼できて素直に楽しかったし、ひたすら充実してはいたけれど、さすがにちょっとやり過ぎた気がしないでもないですね 💧(最近は腰を落ち着けてアウトプットの本分に戻ってきた、なんて宣言しておきながら、つい一昨日もサメ会参加のために神戸へ繰り出して、夜までウロウロしていましたしね (-_-;) 🦈)
▲ 奈良県・明日香村の白花曼珠沙華
(アルビフローラ 9月25日撮影)
そんなこんなで、時間感覚の狂ったまま、実感ゼロの状態で迎えた大晦日ですが、一年の締めくくりに当たる投稿として、今年の秋に見てきた花々の画像を、皆様にお贈りいたします。冬場は目当ての花が特になく、公園植物園へは行かなくなるので、『2019年に出会えた景色』と題したこのマガジンの花画像編は、今回が最後です。(※ 花以外の画像、動物編や街並み画像編は、とうとう今年中に間に合わなかったので、来年に持ち越します💧 m(_ _)m)
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それでは、まずは私の得意分野の花、リコリス属の花の中から、秋に咲く種の代表格である紅い彼岸花(曼珠沙華)ことリコリス・ラディアータ 👇 と、白花曼珠沙華あるいは白花彼岸花と呼ばれているリコリス・アルビフローラ 👆 からご覧いただきましょう。
▲ 明日香村の彼岸花 9月25日撮影
(リコリス・ラディアータ)
いずれ自著の本の表紙画像(カバーデザインの素材)にするつもりで、撮影のために行ったのですが、馬見でも明日香村でも、今年は見頃の時期を外してしまい、例年ほど一面の群生を見ることはできませんでした。(※『晩夏の花編』で紹介したリコリス・スプレンゲリーと並んで、アウトプットへの意欲を失くしていたはずの私が、例外的に目的意識を持って見に行った花というのは、言うまでもなくこの紅い彼岸花です。)
でも、探せばところどころに群生している箇所があり、写真としてはそれなりのものが撮れていたので、良しとします 👌 その上、当時の詳細を日記にまとめたブログ記事『飛鳥旅〜彼岸花を求めて 2019』にも書いているように、ついでにご当地グルメも満喫しまくってきたので、充分に満足です(笑)👍
▲ 黄色のリコリス “ショウキズイセン”
明日香村・岡寺にて 9月25日撮影
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そう言えば、今年は特に馬見丘陵公園に行きまくった一年だったなぁ、と思います。チューリップを主役とした春のフラワーフェスに始まり、梅雨時には和テイストの花菖蒲まつり、夏には早咲きのリコリスを見に行き、秋口には彼岸花の時期に加えて、ダリアを主役としたフラワーフェス 👇 にも訪れ、本当に花三昧な日々でした。
うちから交通アクセスのいいところに、こんなスポットがあって良かったなぁ、と改めて思いました。
▲▼ 馬見丘陵公園のダリア
10月17日撮影
こういうモダンな感じのダリアもいいですね 👆
ちなみに、フェスというからには、ただ花が咲いているだけでなく、フードカートや青空ピザ、地元奈良県で人気のベーカリーやケーキ屋さんの出店などもあり、花も団子も楽しめるんですよ (^_-) 期間中の週末には、ダンスやクラシックの生演奏があったり、古墳だらけの公園なので古墳ガイドツアーみたいなのもあったりして、盛沢山です。
花菖蒲やダリアの時期のフェスは少し地味ですが、春のチューリップのフェスはかなり力が入っていて、見どころ満載の盛大な花祭りになるので、気になる方は来年にでも行ってみてください ♬ 毎年恒例のフラワーフェスなので、公式HPでまたイベント情報が出るはずです。
▲ 馬見丘陵公園のダリア "黒蝶"
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ちなみに、この毒々しいほど濃い赤の『黒蝶』というダリア、私のお気に入りです 👍 初めてこの花を見たのは、何年か前の布引ハーブ園でのこと。どこか妖しげで、ものすごいインパクトがあり、忘れがたい印象を残してくれました。カッコよすぎる大輪の花! ここで再び会うことができて、良かったです ♬
▲ 鶴見緑地公園(大阪)の薔薇園
11月10日 撮影
さて、最後は、昨年の台風21号の影響で、かなり長い間 閉園状態に追い込まれていたスポット、元花博で知られる鶴見緑地公園の花々です。まずは薔薇園の模様からどうぞ (^_-)
時期的に、もう見頃を過ぎて枯れてしまっているのではないかと思ったのですが、今年は寒くなるのがゆっくりだったからか、ほぼ満開の状態が続いていました。昨年は台風のせいで見られなかったので、今年は無事に見ることができて幸いでした。
幸い・・・・・・。
そう。近場だからって、いつでも当たり前のように見に行くことができる、毎年お決まりの景色や花々に会うことができる、というわけではないんですよね。昨年が昨年だけに、今年はその現実をひしと噛みしめながら眺めてきました。来年以降も見られるという保証は一切ない、今ここだけの貴重な姿を。
鶴見緑地公園の秋薔薇 11月10日
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さて、屋外で存分に秋薔薇やコスモスを眺めたあとは、いよいよ目当ての花がある温室「咲くやこの花館」へ ── 👇
ヒマラヤの蒼いケシ (11月10日撮影)
「咲くやこの花館」高山植物コーナー
初夏に訪れた六甲でも、この蒼いケシの花を見ましたが、そのときの画像を載せた『初夏の花編』でも述べたように、ここ「咲くやこの花館」では、そのケシの花をほぼ一年中見られるようにしてあります。
いつ見ても飽きない綺麗なブルーです。同じ種類の花でも、それぞれ微妙に色味が違っていますしね。
時計草(パッシフローラ)
"レディー・マーガレット"
珍しいレアものの植物がズラリと並ぶ温室ですが、そんな中にあっても、時計草はやはり目立ちますね。今回は特に、この紅い時計草 "レディー・マーガレット" に目を奪われ、思わず写真を撮りまくりました。なんとも面白い造形ですね (*_*) 大きさではダリアの "黒蝶" に及びませんが、インパクトの強さでは負けず劣らず!
気に入りました! 👍
エーデルワイス
「咲くやこの花館」11月10日
⚠️ 上の画像をクリックすると、この日のフォトアルバム
(屋内の花々「咲くやこの花館」編)が出てきます 📷
そうそう。ケシと同じ高山植物のコーナーに、エーデルワイスも咲いていました。雪の結晶みたいで可愛らしいですね ❄ ✨ 個性派すぎて強烈キャラの時計草とは、対照的な印象の細やかな美。私はどちらも好きですよ 👍
ダイヤモンド・リリー(ヒガンバナ科ネリネ属)
「咲くやこの花館」高山植物のコーナー
はい! ようやく主役の登場です!!
主役と言っても、一般にはそうメジャーではないかもしれない存在で、あくまで私にとっての秋の主役。それがこのダイヤモンド・リリーです。ご覧の通り、彼岸花を含むリコリス属の花々にそっくりでしょう?
でもこの花、実は同じヒガンバナ科でもネリネ属という分類になり、リコリスとは微妙に違うんです。一番の違いは、リコリス属の花々にはアルカロイド系の毒があるのに対し、こちらのネリネ属は無毒という点ですね。あと、開花時期もこの通り、秋から初冬にかけて開花します。そして、僅か一週間程度しか咲かないリコリス属の花々に比べると、花持ちがいいというのも特長の一つ。うまくすれば一ヶ月ぐらい咲き続け、切り花でもそこそこ長持ちするので、最近では観賞用の切り花の販売で少しずつ知られるようになってきて、ブライダルにも使用されることのある花です。
花びらに光沢があり、光が当たるとキラキラと輝くラメ感が一番の魅力で、品種名を "ネリネ" から "ダイヤモンド・リリー" に変えて販売するようになってから、一気に人気が高まったのだそうな。リコリス好きの私には、名前のキラキラ感に関係なく、この姿形だけで充分に心惹かれますけどね 💖
私にとっては、毎年リコリス属の花々が枯れてしまったあとの喪失感を埋めてくれる、ありがた〜い存在であるダイヤモンド・リリー。いつもこの花が四季の花観賞の最後に来て、他の色んな花々が再び開花期を迎える次の春まで、公園植物園からは足が遠のいてしまうので、少しばかり淋しさを感じつつ、この時点で初めて一年の終わりを意識し始めるんですよね。
リコリスと瓜二つでありながら、毒気のない華やかさで満たしてくれて、同時に、何やら感傷的な気分にもさせてくれる、そんなダイヤモンド・リリーを、今年も しかと目に焼き付けてきたので、もう思い残すことなくこの2019年を閉じていけます。
もちろん、私がこのマガジン内に載せてきた四季の花々は、殆どが公園植物園で管理されている存在なので、完全な自然とは言えないけれど、それでもスマホや自動車などの無機的な人工物とは明らかに異なる、この世界に生み出された確かな生命、地球のかけらであり大地の一部として、美しく開花した貴重な存在です。
見に行って良かった。
会いに行って良かった。
そしてまた来年も会えるといいな。
また行こう。
⚠️ 上の画像をクリックすると、
ダイヤモンド・リリーのフォトアルバムが出てきます 📷
ではでは、この一年間(夏頃から note を始めたので実際には半年程度ですが)、note 初心者な私の、試行錯誤しながらの拙い投稿の数々にお付き合いいただきまして、皆々様どうもありがとうございました! 来年も是非見に来てくださいね!
良いお年をお迎えください (@^^)/~~~
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