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佐土嶋洋佳 Hiroka Sadoshima アーティスト/デザイナー/造形教室ずこうしゃこどもアートスタジオ主宰/NPO法人アーツトンネル代表/サドシマルイコ

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佐土嶋洋佳 Hiroka Sadoshima アーティスト/デザイナー/造形教室ずこうしゃこどもアートスタジオ主宰/NPO法人アーツトンネル代表/サドシマルイコ

最近の記事

こどもたちの中では一瞬かもしれない「つくりたい時期」

久しぶりの投稿です。 気づいたらもう今年も残すところあと二週間! びっくりしますね。 今日は、主宰する造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」の話。 11月から、大人のこどもアートスタジオを始めました。 ありがたいことに、ポツポツと予約をいただいています。 内容は、こどもアートスタジオとほぼ同じ内容なのですが、みんな久しぶりの体験が新鮮なのか、とっても楽しんでくれています。 大人のこどもアートスタジオを始めたきっかけは、10月から正式に一緒にずこうしゃを作ってくれてい

    • 節目です

      気づいたらもう10月です。 10月ってもう12月のことだからね! と、先日お仕事仲間に言ったところ、こわ!と言われたけど、本当にそうだ。 あっという間に今年は終わる。 だけどそのあっという間の「あっ」の期間に、私は人生最大かもしれない挑戦をしようとしている。 私1人ではなく、チームで動いているのだけれど。 詳しくは、まだ言わないでおこうと思うけど、それがあって、最近はこれまで培ってきたものや人々の優しさやエールに胸が熱くなったり、自分の未熟さが見えてきたりと、本当に節

      • 老眼と美しい文章

        日常に軽く薄いものが、音もなく剥がれ落ちる 想像してみる。それは、単にティッシュのようなものかもしれないが、何かの象徴かもしれない。 少しずつ少しずつ傾いてゆく、何かのきっかけのようなものを「軽く薄いもの」という言葉で表現しているのかもしれない。 この文章は、オノマトペの辞書に載っていた。 「はらはら」という擬音の説明なのであった。 私はハッとした。なんて美しい文章なのだろうと。 でもよくよく見てみたら、「日常」の部分は本当は「非常」と記されていた。 そう、私は目が

        • 3歳の子が教えてくれた大切なこと

          Hちゃんは確かアートスタジオに通い始めて2年近くなると思う。 感じたことを素直に言葉で表現する。よく考察するし、表現力も集中力も高くて、いつも感心している。 そんなHちゃんにたまについてくるYちゃんはまだ小さいけれど自分もやりたい。落書き用の紙やクレヨンを渡すと喜んで隣でお絵描きをしていた。 今年度に入って、もうすぐ4歳になると言うことで、晴れてYちゃんも一緒に参加するようになった。 いつも隣で見ているだけのYちゃんが、自分の席や道具が準備されていて、嬉しさを噛み締めな

          いっしょにつくるアーティスト

          私は「ずこうしゃこどもアートスタジオ」という子どものための造形教室を営んでおります。 つくるはみんなの中にある という理念を柱に、子どもたちが自由に表現できるような場づくりを大切にしている。 アートスタジオには多い時で、月に60名以上の1歳前後〜小6までの子どもたちが来てくれ、それぞれのテーマに沿った自由な表現を楽しんでいます。もちろん、表現の過程で苦しんでいる子もいるのは事実。(これはとっても大事) 子どもたちは私のことを「先生」と呼びます。 もちろんそれは自然なこ

          いっしょにつくるアーティスト

          暑い夏としいたけ占い

          とにかく暑いのである。 みなさん無事ですか?毎日毎日35度超え。冷房がないと無理な感じになってる。 自律神経をぶっ壊してから、体温調節ができなくなり、気づいたらこんなに暑いのに汗をかいていなくて、せっかく落ち着いていた体調がまた悪化している。先日は出先で暑すぎて発作になり、迎えに来てもらった。 汗腺は鍛えないと、汗をかかなくなって、熱中症になりやすくなるそうだ。大体、暑くなる前に、汗をかく習慣をつけておかなくてはいけないらしいけど、そんなのもう遅い。 とにかく暑いので

          暑い夏としいたけ占い

          時空に漂う見えない種

          福岡アジア美術館へ、「世界水泳選手権2023福岡大会記念展 水のアジア」を見に行った。アジア各国の8名の作家が作る、「水」をテーマにした作品が展示されていた。 不思議なことになぜか、息継ぎしないと呼吸が苦しく感じた!なにここ。 それだけ各作品の力に飲み込まれていたのかもしれない。 目を引くインスタレーション作品や絵画どれも素晴らしかったのだけれど、やはり福岡在住の作家、山内光枝さんの映像作品に引きずり込まれた。 山内さんは時々、いいかねPaletteで作品制作をされてい

          時空に漂う見えない種

          かたっぽの靴から考える

          ある一つの断片から、いろんなことを想像する。 例えば、道路の真ん中に落ちている片方だけの靴。 あれってどういうことなんだろう。 バイクとかに乗っていて、かたっぽ脱げたとか? 家に帰るまで気づかなかった〜。とかかな。 それとも、めちゃ急いでて、靴のかたっぽくらいどうでもいいやって感じかな。 あるいは、事件性も感じる。 散歩してたら拉致られたり。揉み合って、靴かたっぽ落ちたけど、車に乗せられたとか。 徘徊していたら、靴片っぽ脱げてそのまま川に流されたとか。 野性の動物の

          かたっぽの靴から考える

          セロトニン増やしていこうぜって話

          6月は毎日朝6時に起きて、散歩に出かけていました。 雨の日も。 雨の日は濡れるし嫌だなと思っていたけど、散歩に出かけてみると、パラパラと不規則な雨音や、マイナスイオン、少しひんやりとした温度、濡れて彩度を増した植物、水たまりの波紋。 美しいものだらけだった。 苦手だなあと思っていることも、やってみると案外自分に合っていたりするのかもしれないなあと思ったのでした。 そんな感じで6月は丸っと1ヶ月毎日毎日朝に歩いていたので、体調が元に戻ってきました。 もうダメ、呼吸が普通

          セロトニン増やしていこうぜって話

          植物を枯らしたり再生させたりする

          2022年の3月に、私たちがやっているアーツトンネルという団体がNPO法人になった。 私は人前に立ったり、意見を主張したりするのが苦手で、どちらかというと主役をサポートしたいタイプ。 あの人がいてよかったねって思われたいタイプなんだけど、このアーツトンネルという団体には、代表になる人がおらず、思いの強さは人一倍あった(それを外に発信するかどうかは置いといて)ので、なんとなく消去法で代表になった感じ。 私に務まるのだろうか。という不安もあったけど、グイグイ前に出ていくのでは

          植物を枯らしたり再生させたりする

          学校が苦手

          学校に行きたくない。 と、娘はたまに言います。 理由はよくわからないけど、なんかダルいみたいです。 わかるなあと思う。 先日授業参観に行ったけど、ずっと座って授業を聞くのって、多分今私できないんじゃないかなと思う。 みんなすごいな。 あと、学校の雰囲気が苦手です。 少しだけ、中学校の先生をした時期もありましたが、なんかちゃんとしないといけないような空気があって、苦手でした。 職員室とか教室とか。 美術準備室が一番良かったな。 そんな私もいろんなことがあって、今は廃校利活

          学校が苦手

          感覚的になるか説明的になるか

          そう言えば春は、久しぶりにがっつり作品を作ったのでした。 代表を務めさせていただいているアーツトンネルが主催する、空き家を使った展覧会「Archibaco」に出品しました。 「行間を編む」という作品です。 以下作品に関するテキスト↓ 行間を編む 夕暮れ時に1人隠れた祖母の家の縁側の外に立てかけてあったよしずから漏れる西陽の線 大きな池のある夜の公園から聞こえる牛蛙の声 靴の中にあった鍵についていたクリスタルピンクの恐竜 物事やその人の本質というものは、人生にお

          感覚的になるか説明的になるか

          文章を書けなくなって久しい

          文章を書けなくなって久しい気がします。 昔はブログとかやっていて(居留守日記→● まだあった!)、思えば私は文章で思ったことを表現することが好きだったではないかと。 読み返したけど、すごいカッコつけてる。恥ずかしい。 でも、これも私の歴史の1ページですね。 あの頃より、自分の好きなものの純度が増した気がします。誰かにどう思われるかがあまり気にならなくなりました。 ジャニーズに夢中だった小学生の頃に戻った感じ。 作品制作についても、頭でっかちにならず、感覚的になった。

          文章を書けなくなって久しい