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熊よけスプレーを買った話

北海道在住のコンサポ登山社労士のkakbockです。

私は、令和3年度の社会保険労務士試験が終わった後、登山を始めました。

2021(令和3)年9月からなので、1年半前からですね。

誰かベテランの方について行って、とかってことは全くなく、登山に関する本、ホームページやブログ、YouTubeの動画などで独学で勉強しました。

今も、山と渓谷社から発売されている書籍を読み続けています。

登山に関する本で、熊🐻、特にヒグマについての本は結構読みました。

15冊以上は読んでいると思います。

北海道又は全国での熊に襲われた話だったり、熊の生態に関するものだったり、猟師の方の自伝的なものや、小説、漫画も色々読みました。

小説では、北海道の三毛別事件を描いた「羆嵐(くまあらし)」は、読んだ時にもの凄く衝撃を受けました。

※三毛別羆事件・・・1915年(大正4年)12月に、北海道苫前町で発生した熊害で日本史上最悪の熊害と評されることもある(Wikipediaより)。


吉村昭さんという作家の作品なのですが、吉村昭さんは私の好きな作家のひとりで、結構な数の作品を読んでます。

私は、読んだ本の内容を結構忘れちゃうことが多いのですが、この「羆嵐」は意外と細かいところまで覚えています。

それほど衝撃が凄かったということの証だと思います。

ちなみに、ヒグマは北海道にしかいなく、本州にいる熊はツキノワグマです。

この羆嵐のおかげで、ヒグマの怖いイメージが私の頭にはあります。

そのため、登山をはじめてから、そもそもの初心者向け登山のイロハ的な本とともに、ヒグマに関する本を読み漁ったのです。

ヒグマの生態については、北海道の「ヒグマの会」の方々や、北海道大学の研究者の方々が書かれている書籍が多数ありまして、ものすごく勉強になります。

昔から言われる、「死んだふり」は、絶対やってはいけない熊対応というのが通説です。

スルーされずに普通に襲われてしまうそうです。

熊に出会った際、背中を向けて逃げるのもダメで、熊は逃げる動物を追ってしまう習性があるので、熊を見ながら後ずさりするのが正解といわれております。

熊が本気で走ったら時速50キロと言われており、絶対逃げ切れません。

その際に襲われづらいように太い木の幹を利用しつつ下がっていくのも良いとされています。

自分なりに色々調べて勉強して、私としての結論は、「やはり出会わないこと」しかないということに尽きると思います(本などでも皆さんこうおっしゃってます)。

なので、できるだけ一人では登らないようにし、登山の時は必ず熊鈴を付けてますし、スライド(登山道ですれ違うこと)する方々がいないような山では、ラジオを付けたりしています。

今年は、さらに登ったことのない山々に挑戦したいので、ずっと買うかどうか迷っていた、熊よけスプレーを買っちゃいました。

モンベルで買った熊よけスプレー

熊よけスプレーは、いつでもパッと取り出して使えるよう、腰に取り付けておく必要があるため、ホルスターも購入しました。

左が腰につけるためのホルスター


熊よけスプレーは、トウガラシエキスが入っており、使用する際は風下にいるヒグマに向かって噴射せよとのこと。

自分が風下にいたら、相当なダメージをくらい、逃げるどころではないそうです。。

お守りとして購入したので、使うことがないのが一番ですので、引き続きヒグマに遭遇しないように安全第一で登山を楽しもうと思います。

最後に、最近読んで勉強になったのはヒグマ大全という本です。

ヒグマについてひととおりの勉強ができる、素晴らしい本でした。


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