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「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?/山口周著」を読んだ話

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

先日、山口周氏の著作「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?~経営における『アート』と『サイエンス』」という本を読みましたので、アウトプットしたいと思います。

この本の著者は山口周さんという方で、ご自身では、独立研究者・著作家・パブリックスピーカーと名乗られていて、コンサルティング会社での勤務経験も踏まえ、学部と大学院で哲学・美術史を学んだという経歴を活かし「人文科学と経営科学の交差点」をテーマに活動を行っている方です。

この本は、「独学の技法」とセットで、地元の大先輩である社労士の先生に薦めていただいた本で、自分では選ばないだろう本でしたが、大変面白く一気に読んでしまいました。

感想など(ネタバレあり)

山口周氏の著書「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」は、現代のビジネス界における美意識の重要性を説いた本です。

なお、山口氏のいう「美意識」とは、単なる芸術的感覚ではなく、ビジネスや意思決定において重要な役割を果たす能力を指します。

山口氏は以下のようなことをこの本で言われており、完全に理解できているかと言われるとアレですが、確かにと思うことが多々あり、企業の不祥事の実例なんかも私は納得できる説明だったかなと思いました。


○ 現代社会では、優秀な人材が世界中に溢れ、論理的・分析的スキル(サイエンスの思考)だけでは差別化が難しくなっていて、独自の視点や発想を生み出す「アート」の思考が重要となっている。

○ 現代において、論理的思考だけでは「分析麻痺」に陥る危険性があるため、全体を直感的に捉え、「真・善・美」を感じ取る能力が必要である。

○ 美意識を養成するには、特定の本を読んだり、決まった練習をすれば身につくものではなく、日々の生活の中で本物に触れ、考え、感じることで養われていく。

○ 企業における美意識の重要性として、現代の企業では、明文化されたルールや法律だけでなく、「真・善・美」を判断するための美意識が必要とされている。

○ 好業績を継続的に上げている企業には社是として美意識を掲げている企業が多い。例えば、Google は 社是に「邪悪にならない(=Don't be Evil)」という一文を掲げている。

○ 美意識の欠如は、短期的な利益追求や倫理的判断の誤りにつながり、不祥事を引き起こす可能性がある。

○ 美意識を持つことで、企業は長期的な視点を持ち、社会的責任を果たしつつ、創造的な価値を生み出すことができる。

結論として、山口氏の著書は、現代のビジネス環境において、論理と感性のバランスを取ることの重要性を説いていて、美意識を養うことは、個人と組織の両方にとって、差別化と持続可能な成功への鍵となると書かれています。

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