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『ルックバック』が呼び覚ます、郷土愛とふるさと納税

マジで熱い作品でしたね……、映画『ルックバック』

個人的なベストシーンはやはり、主人公・藤野が田んぼの畦道をうれしさのあまり、身悶えるようにスキップして帰宅するところ。もう一人の主人公・京本とのつながりの深さを印象付ける、まさに名シーンでした。

本作の魅力は、マンガに情熱を捧げた二人の青春物語。ですが、その背景を彩る「自然の風景」も評価が高いです。作中でも京本がマンガの背景描きに熱を入れていた分、そうなるのは自然のなりゆきといえるでしょう。

雨にうるおう一面の水田に、晩夏の草いきれ。遠くに見やる紅葉の山々に、すべてが白銀に覆われる冬景色——。

窓からの景色だけでも、もう……

そんな風景が、たったいま危機に陥っています。

というのも、本作の舞台は原作者・藤本タツキ氏の故郷、秋田県にかほ市。その近隣の由利本荘市や山形県遊佐町・酒田市とともに7月25日、豪雨に襲われたからです。

不幸中の幸い、人的被害は少なかったよう。とはいえ、人口流出の激しい地域としては、それなり以上の痛手を被ったことでしょう。

何を隠そう、私・長田もこの地域の出身。『ルックバック』のヒットを誇らしく思うとともに、ずいぶん前に地元を離れた身としては、この度の災害にも少なからず心を痛めています。

とはいえ、最近は本当に便利になりましたね。

ふるさと納税の災害支援では、7月の豪雨災害に対する寄付受付が早くもはじまっています。私ものちほど「おトクに寄付」(変な言葉ですが)させてもらおうかと。

ちなみに、細かくいろんな地域に寄付金を分散させると、それぞれ別個に自己負担額が2000円かかるので、要注意です。


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