長田真

Money Insider( https://www.businessinsider.jp/moneyinsider/ )というお金情報サイトの運営担当。noteでは、投資、節約、家計など、お金にまつわるショートコラムを投稿しています。お気軽にどうぞ。

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お金の悩みの"駆け込み寺"。無料の家計相談、「J-FLECはじめてのマネープラン」を体験してきた

「じゃあ、一体、誰の話を聞けばいいねん!」 お金のことを調べていると、そんなツッコミを入れたくなるときがありません? だって、世の中「地雷」ばかりのような気がしてくるというか。 いわく、銀行窓口で投資の話をしてはダメ、保険の総合代理店でライフプラン相談をしてはダメ、金融系インフルエンサーのSNS投稿も信じちゃダメ……。 そんな迷える子羊たちに朗報です。 去る10月21日から「J-FLECはじめてのマネープラン」の無料体験が開始されました。ちなみにJ-FLEC(ジェイフ

    • ふるさと納税、ウチの定番を「おせち」にしようと思った3つの理由

      「これをやらないやつはアホ」 と、ホリエモンが言っているので、今年はじめて「ふるさと納税」を体験してみました。すでにいくつか災害支援寄付していたので、残りの分です。 そこで、まじまじと返礼品の山と対峙した結果、思い至りました。「ウチは、おせち料理をふるさと納税の定番としていいのでは?」と。理由は3つです。 1.「駆け込み需要」にちょうどいい そもそも、ふるさと納税は面倒くさいもの。年末まで確定しない限度額を気にしつつ、市場とは異なる値付けの返礼品から自分に適切なものを

      • 電気代値上げ前に一役か!? 「マネーツリー」新機能、"光熱費インサイト"が面白い

        可視化って、こんなにも無慈悲なものでしたっけ? 人気の家計簿アプリ「マネーツリー(Moneytree)」が、10月11日にリリースした新機能「光熱費インサイト(ベータ版)」。これに一発K.O.されてしまいました。 なにしろ、毎月の光熱費(電気・ガス・水道)を、全国平均と自動で比較してくれるというこの代物。シンプルかつ明快なUIで、まざまざと現実を突きつけてくるんですよね。 その結果は—— えぇぇぇ、およそ2倍!? 「ウチの電気料金は高い方だろう」とは思っていたものの、

        • S&P500はバブルなのか? その問いへの「対処法」を見つけたかもしれない

          上がるのか? 下がるのか? どっちなんだい! 日米ともに首脳選びが混迷を極めるなか、相場予測も混乱しているようです。なにしろ、S&P500の黄金時代が終わるとか、S&P500の年平均リターンは11%近くになるとか、アナリストたちは喧々諤々。 この様子なら、なかやまきんに君の上腕二頭筋に訊いた方が……。 とはいえ、株価分析がかしましくなるのも理解できます。2024年はまさに、史上稀に見る「ジェットコースター相場」でしたから。 そんななか、とある投資信託が急速に資金流入を

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          東京メトロ上場、「全線定期券」優待はおトクなのか?

          2024年最大のIPOとして話題を振りまく、東京メトロ上場。初値は、売り出し価格の3割増しとなり、滑り出しも上々のようです。 上場時の時価総額は1996年のJR西日本に匹敵、配当利回りはJR東日本に圧勝と、ニュースも尽きない今回の新規株式公開。その豪華な株主優待も注目を浴びています。 「地下鉄博物館」招待券、「そば処めとろ庵」かき揚げ無料券なども魅力ですが、やはり気になるのは株主優待乗車証。なにせ1万株保有で、全線定期乗車証ですからね。 仮に株価が1600円としたら、1

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          PayPayアセットの退場に学ぶ、新NISAユーザーが忘れてはいけないこと

          ピコ太郎でも誤ったセキュリティ対策でもない、PPAM問題がいま、静かに株クラ界隈で話題となっています。 PPAMとは、PayPayアセットマネジメント株式会社の略称。そのPPAMが昨週末、突如「事業終了のお知らせ」をリリースしたのです。 なんでも、PPAMは業績低迷により、2025年9月末に事業終了を予定。運用中の12本の投資信託は、それぞれ運用会社の変更もしくは繰上償還が行われるとのこと。 運用会社を変更する商品については、基本問題はありません。問題なのは、発行者都合

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          セカストでユニクロを見たときの「残念感」

          って、ありますよね!? 「なんだよ、ユニクロかよ……」と、そっとつぶやきながら、さっとハンガーラックに差し戻すという。チッと、軽く舌打ちなんかしたりして。 なにせ、リユースショップとはいえ、いまやセカンドストリート(通称セカスト)のCMキャラクターは俳優の滝藤賢一。オジさんたちのファッションアイコンですよ。 そんな人気ブランドもお手頃な値段で買えるお店なら、なにももともと安い商品を買う必要はない。そう、思っちゃうんですよね——いつもは全身ユニクロなのに。 まさに犬も食

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          「アクティブファンドはやめとけ!」は本当か?

          いやー、まあ、ぶっちゃけ「効率」だけを考えると、本当でしょう。 アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない——。これは投資を少し真面目に勉強すれば、誰でもすぐに行き当たる定説です。 実際、コスト面でも、パフォーマンス面でも、機械的に株価指数と連動していくインデックスファンドはとても優秀。いつだって、納得感のある数字を叩き出してくれます。 でも、それでいいのか? 1年、2年、3年と、市場の荒波に揉まれているうちに、いつしかそんな疑問が芽生えていました。だって、そ

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          年賀状じまいは、新たなビジネスチャンスになるのか!?

          その引き金を引くのは、やはり10月1日からの郵便料金の値上げ。一気に30%アップは、さすがにエグいですよね……。 なにしろ、検索ボリュームを可視化できるGoogleトレンドで「年賀状じまい」を参照すると、ほれこの通り。この様子だと2024年末の特大スパイクは、約束されたものでしょう。 時代ですもんね。乗るしかない、このビッグウェーブに! なにより現在、いち早く動き出しているのが、意外にも年賀状のプリントサービス業。オウンドメディアで、せっせと「年賀状じまい」に関するHo

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          【衝撃事実】NISA口座は理論上、無限に作れるらしい

          「NISA口座の開設は1人1口座のみ」 たいがいの証券会社サイトには、そんな記述がされています。これは間違いではありません。ですが、その「但し書き」については、あえて目立たなくしてある可能性があります。 なぜなら、NISA口座は理論上、無限に作れるから。 実際、たしかに「年間で利用できる」のは、1人 1口座だけ。ただし、その年の投資枠はそのまま維持しつつ、「翌年の投資枠」は別の証券会社で運用することは可能なのです。 つまり、毎年、別の証券会社に開設していけば、複数のN

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          新型iPhoneより、むしろ新型ATMに萌える秋

          「いや、もはや『間違い探し』じゃん!」 今回のApple新製品発表を見て、そうツッコんだのは、きっと自分だけじゃないはず……。ぶっちゃけ、何もかも変わらなすぎですよね? まぁ、技術的にはすごいんだろうけど。 そんな私が最近、胸をときめかせるデジタルデバイス——それが新型ATMです。 たとえば、2019年にリリースされた、セブン銀行ATMの第4世代には度肝を抜かされました。自宅の近所に設置されたのは、たしかコロナ禍以降、つい数年前のことです。 親しみやすいUI、心地よい

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          みずほの主任エコノミスト(30代)、株クラ界隈をざわつかせる

          みずほリサーチ&テクノロジーズが8月29日にリリースした、FIREに関するリサーチが話題です。そのタイトルは、ずばり「単身世帯化の日本経済への影響/FIRE願望と結びつくと人手不足は深刻化」というもの。 未婚単身だと子育てコストが不要になるため、FIREがより容易になることに言及した、このレポート。さらに現在進行系で単身世帯が増加していることも示し、昨今の投資&FIREブームがもたらす2050年頃の「ディストピア」について警鐘を鳴らしています。 そこで、主に株クラ界隈の人

          みずほの主任エコノミスト(30代)、株クラ界隈をざわつかせる

          変動金利で借りた人が、いま確認すべき2つのこと

          じわりじわりと、金利が上がっています。 そうなると、一般庶民がもっとも気になるのは、やはり住宅ローンの変動金利。現段階では7割以上の債務者が利用しているので、持ち家派の大半が当事者と言えるでしょう。 とはいえ、10年・20年と返済していると、その基本ルールも忘れてしまいがちに……。 そんな私のような方々のために、金利が上昇しはじめたいま、変動金利で借りている人が確認しておきたい2つのことについて、まとめておきましょう。 1.    いま返済何年目かを確認する 変動金

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          「高校時代、好きな子へ告白できた?」から始まる投資の話

          「投資せずに現金を何年も持ち続けることは、好きな子に告白する勇気のないまま高校を卒業するような話だ」 う〜ん、けだし名言。 これは「貯蓄偏重主義者が直面する、4つの「災難」とは? ファイナンシャルアドバイザーが指摘」という記事で紹介した、公認会計士のネイト・ハンセン氏のコメントです。 長らく恋愛弱者として生きていた筆者としては、これほど身につまされる言葉はありません。その最初のハードルが高すぎるんだよね……。わかるわかる。 ハンセン氏は次のように続けます。 「長期的

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          共通ポイント、どれに集約してる? 個人的な結論はJRE POINT

          JRE POINT、キミに決めた! ポケモンほどじゃないけど、年々増えていく共通ポイント群。特段、意識しているわけではないのに、自ら利用している種類も増えていきます。 そんななか、身近な決済を行う際に、どのポイントに集約すべきか? ここ数カ月来の些細な悩みでした。 個人的な候補に挙がっていたのは、携帯料金の支払いでそこそこ貯まる「楽天ポイント」。そして、知人間の送金に使われることが多い「PayPayポイント」です。 MMD研究所の調査でも、意識している経済圏は「楽天」

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          株価暴落時のコメントには「裏」がある

          「だいたい高級車1台分、損失出しましたよ」 とある個人投資家がテレビの街頭インタビューで、今回の株価大幅下落についてそんなコメントを残していました。察するに1000万円前後でしょうか? 「毎朝、マンション1部屋分のお金がどんどん減っていく」 かの厚切りジェイソン氏は自著『ジェイソン流 お金の増やし方』で、2020年のコロナショックをそんなふうに表現しています。こちらは、おそらく5000万円前後ですかね。 “やっぱ、株式投資って、こえー” 暴落の恐怖を見聞きするたびに

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