「大谷翔平の家賃って、月50万円らしいよ!」
主にX(Twitter)を情報源としているうちの奥さんが、嬉々としてそんな情報を共有してきました。ドジャースが大谷選手と10年で総額7億ドル(約1015億円)の契約を結んだ、そんなニュースが報じられた夜のことです。
「ウチらからしたら、月500円の家に住んでいるようなもんだよね」
いや、500円だと桁が全然見合わんだろう——というキートン山田っぽいツッコミは飲み込んで、いちおう私もメディア関係者の端くれです。念のためファクトチェックしたところ、確かにNEWSポストセブンが今年の4月8日に、そんなニュースを報じていました。
スポーツ選手として史上最高の契約金を獲得した大谷選手。その内容に関するニュースは後を絶ちません。本日の最新報道では、巨額な契約金の97%を後払いにし、その分をチームの補強に回すという提案を、本人側から行ったというエピソードも伝えられています。
もともと私は「ライブ観戦は時間の無駄」と考えるほど、スポーツに興味がない人間。それでも、ことほどさように規格外の報道を目にすると、こんな「聖人」が実在するのかと驚嘆の念を禁じ得ません。
足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り。
これは、老子の言葉だそうです。その意味は、「満足することを知っている者は精神的に豊かであり、それでいて努力する者にこそ本当の志は宿っている」とのこと。桁は比較できないほどに違うけど、自分もこうでありたいものですね。
ちなみに私はこの格言を、ジョージ秋山のマンガ『浮浪雲』で知りました笑
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