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#49 【気づき】『世界の一流は「休日」に何をしているのか』を読んで
越川慎司さんの新著『世界の一流は「休日」に何をしているのか』を読みました。それで得られた気づきをまとめたいと思います。
僕は、少し前から休み方改革とか時間自律性をテーマに、時間の捉え方や使い方、休み方を少しずつ改善しています。
2人目の子どもが生まれたことをきっかけに、より少ない時間で大きな成果を出すためにはどうしたらよいのか真剣に考え始めたからです。
本書は、そんな僕にとってタイムリーでぴったりなものでした。
本書で語られていたこと。それは、世界の一流は休日を休養と教養の時間に充てているということです。
休養とは文字通り体を休めることに加えて、心や脳も休めます。教養というのは、仕事以外の趣味に没頭し、そこから得られる気づきを仕事にも還元していくものです。
世界の一流は、それらを自分で決めて取り組む(時間自律性)ことで、自己効力感を得ています。
また、平日と休日の捉え方の違いも印象的でした。世界の一流にとって、平日と休日はヤジロベエのような対象的な関係ではなく、車の両輪のような共存関係にあるのです。平日と休日、仕事と趣味が相互作用し、調和し、双方に好影響を与える良いサイクルを生み出しているのです。
さて、ここからは、僕の洞察です。
毎日のように遅くまで残業していた頃の僕は、「疲れたら休む」「この仕事が終わったら帰る」というように、時間に流されて過ごしていました。
世界の一流との差はどこにあるのか。
決定的な違いは、やりたいことやなりたい自分という目的があるかないかではないかと考えます。
世界の一流が休日の過ごし方に拘るのは、自己効力感を得るためではありません。自己効力感を得ることは結果であって目的ではない。目的は、やりたいことをやり、なりたい自分になること。
そのために、与えられた休日の時間を最大限活用できるよう、時間を配分し、計画的に戦略的に時間を使っているのです。
毎日遅くまで残業していた頃の僕には、目的意識が全くありませんでした。だからこそ。時に流されるように働き、疲れたら休み、週明けに憂鬱な気持ちで仕事に出ることをを繰り返していたのです。
自分のやりたいこと、なりたい姿がはっきりしているほど、時間の解像度が上がり、与えられた時間をより効率的に配分してコントロールできるようになります。恐らく、その必要性が高まるからです。
今の僕には、以前よりはっきりした目的意識があります。仕事を早く切り上げ、妻と子どもと過ごす時間を多く確保することです。まだまだぼんやりした目的かもしれませんが、これがあるからどうやって時間を使えばよいか、平日と休日をどう過ごすのか考えるきっかけが生まれます。
目的意識に敵うものはない。そう思えた1冊でした。
世界の一流の休日の過ごし方は休養と教養にあり、それぞれが調和し相互に良い影響を与えています。彼らにはやりたいことやなりたい自分という目的があります。それに向かって与えられた時間を配分し、計画的に戦略的に時間を使っている。
これが、本書を読んだ僕の洞察です。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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