世のちり洗う四万温泉(四万温泉編)
「世の塵洗う四万温泉」
これは群馬県の郷土の景色や風土を詠んだ『上毛カルタ』の「よ」の句なんです。
四万温泉は群馬県の渋川伊香保インターから、車で50分くらい。東京などからは高速バスも運行しているようです。
群馬県の温泉地と言えば、「草津温泉」や「伊香保温泉」が、有名ですが、こちら四万温泉は草津温泉に長期間滞在して体調を整える湯治のあとに、近隣の温泉に入って湯治効果を高める「仕上げ湯」と呼ばれているそうで、草津の強酸性の湯で肌を癒し、アルカリ性の四万の湯で仕上げるのがよいとのことです。
四万温泉は4万の病を治す温泉ということから四万温泉と呼ばれています。
私のイチオシは積善館。本館しか泊まったことはありませんが、風情ある昔ながらの建物なんです。(佳松亭積善・積善館山荘も併設して、こちらはちょっと高級宿になってます。)→2017年秋に宿泊しました。
お部屋からお風呂までの通路が迷路のようになっていて、、、
ひとりだと少し怖いですが、積善館では、「歴史ツアー」というのを開催していて宿のご主人自ら案内もしてくださいます。ここは、千と千尋の神隠しのモデルになったと云われていて、あちらこちらに古いながらもどこか、タイムスリップしたかのような趣ある建物内です。
温泉は桂松亭の方の新しいお風呂も利用できます。
本館のレトロモダンな「元禄の湯」もおもしろいです。
お食事も、この日は飲み放題プランにしました。
このプラン検索していただくと!ビックリのお値段(リーズナブル)です。以前はお弁当だったような記憶あるのですが、ちゃんとお皿での提供になっていました。(2017年当時)
そして、
朝ごはん。
シンプルだけどホッとします。
チェックアウトして、近くのカフェで珈琲を頂きました。
温泉街も昭和だなぁー。
群馬県ソウルフードの名物(焼まんじゅう)は、どうしても素通りできません。
焼きたて熱々で、あまじょっぱいお味噌のタレがたまりません。
そして、四万温泉の近くの四万湖へ行ってみました❗
たまたま、道路から何かエメラルドグリーン水が見えて実際、知らないでこの青い色を見たときはビックリ!
後で調べてみると!
四万ブルーというんだそう。
光の具合で色も違います。
ちょっと飛び込んで、泳ぎたくなりました。
四万温泉で、おすすめの宿もう一軒。
《四万やまぐち館》です。
ちょうど訪れたのが、2019年の3月で、ロビーのには吊るし雛というのでしょうか?
手作りの華やかな飾りがお見事でした。
このお宿は貸し切り露天風呂もあって、家族で入ったりできますね。この日は娘2人と3人で貸し切り風呂に入りました。女子トーク炸裂!
館内は、パワースポットが、たくさんあるそうですよ。
地酒を呑んで、
地の物を食べる、、、、(この日は上州牛のすき焼きメインでした。)
これぞ生きている世のしあわせ。
考えてみると、1泊2食で温泉って贅沢なことだなぁ。ってよくある外資系のべらぼうに高い素泊まりに比べると、日本の良き温泉宿って料理にしろ、お部屋にしろお風呂にしろ、おもてなしの心でありがたいなぁってつくづく思います。
四万温泉、ホント好きな場所です。
コロナ前は、海外ばかり目に向けていましたが、
日本の温泉地をめぐる旅もいいな、、、
と思い始めました。さて、次はどこの温泉に行きましょうか??
つづく。