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「ヤダって言ってもいいよね?」
子どもの考えを聞いたり、子どもと深いところまで話すことが大好きです。
ただ歩きながら、目についたものについて話すのもいい。
今回は、年長の長男とのなにげない会話の記録です。
駅の階段で
駅の階段で、黄色いテープが気になった長男。
「このテープは何?」
逆に質問。「なんだと思う?」
「あー、目が見えない人のためのテープだ。階段がわからないと困るよね」
「そうだね。でもこのテープ、デコボコしてないよ?
踏んでもわからないみたい」
「そうだね・・・。あ、じゃあ、おばあちゃんみたいに、目が悪い人のためかな。黄色なら見えるよね」
「お母さんもそう思う。目が悪い人のこともちゃんと考えてあって、やさしい階段だね」
横断歩道で
歩行者の信号が青になった途端に、救急車が。
「救急車は、赤でも進んでいいの?」
「どう思う?」
「うーん、いいのかな」
「怪我してる人や病気で待ってる人のところに早く着くためには、赤信号止まってたら遅くなっちゃうんじゃない? じゃあさ、サイレンはなんのためだと思う?」
「救急車がいるよー、かな」
「うん。急ぎますよ、道を譲ってください、止まってくださいって意味かもね。」
「そうだね。ぼくんちの車はサイレンがついてないから、ちゃんと赤で止まらなきゃね」
道端で駄々をこねている子を見かけて
駄々をこねて叱られている子をじっと見ているので、何か言うかな〜と思っていると。
「お母さん、ヤダって言ってもいいよね?」
そうきたか。
「言っていいよ、ヤダ大歓迎。でも、ずーっとやだやだばっかりだと、お母さんも困るな。○○は、ヤダって言い続けてるとき、どんな気持ち?」
「複雑な気持ち・・・あと、ちょっと心が曇ってるかな」
「○○も嫌で、お母さんも嫌だったら、どうしたら仲良くなれるかなぁ」
「・・・譲る。」
「譲りたくないときもあるんじゃない?」
「あるね」
「じゃあさ、こう言ってみたらどう? “嫌なんだね。じゃあ、ちがういい方法考えよう”って。2人がいい方法見つけるっていうのはどう?」
「うん、いいよ」
「お母さんは、○○が嫌だって言ったとき、○○のお話をちゃんと聞いて、こういうふうに言えてる?」
「うん、お母さんは言えてるよ」
「そっか。じゃあよかった。嫌なことはちゃんと言ってね。それで、そこからいい方法考えようね」
「うん、そうだね」
子どもと話すというのは、noteに書くこととも似た作用があります。
言葉に出すことで、自分の考えに改めて気付いたり、子どもとの関係にとどまらず、悩んでいることに対するいい方法が見つかることも多々あるのです。
もちろん、子どもの話を聞くことがただ楽しいということもあるのですけれど。
今日も読んでくださりありがとうございます。
記録し、記憶にとどめておける場があること、
読んでくださる方がいることに
感謝です。
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