おすすめキャリア本「デュアルキャリア・カップル」
キャリア本「デュアルキャリア・カップル」のご紹介です!
カップルとして幸せになるには、というのを研究したINSEAD組織行動・准教授著。
最初は「当然だよね」という内容なのですが、読み進めるうちに深みが出てくる。
結婚している方はもちろん、結婚していない方にも参考になる一冊。
3つの転換期について、体験談や留意点が書かれている。
第一の転換期:「どうしたらうまくいく?」
ハネムーン~子ども2歳くらい。
4つの罠
・経済的な判断基準に頼りすぎる
・短期的な視点によるバイアス
・目の前の現実的な問題だけ考える
・すべてをこなそうとする
子育ての3つのモデル
・中心となる親を決める
・交代制
・共同子育て
一緒に選ぶための5つの問い
・キャリアにおける明確な目標が1つ以上あるか?
・どれだけ意欲があるか?
・もし子どもがいるなら、親としてどういう役割を引き受けたいか?
・パートナーとの関係においてどの側面が一番大切か?
・ほかには何が大切か
どう解決するか
2人のキャリアのどちらを優先するか、
家庭内の責任をどう分担するか、を話し合う。
罠の4つめ「すべてをこなそうとする」のは日本人は強い気がする。(シンガポールのように家事を外注するという文化が元々ないので。)
私は長女出産と同時にシルバー人材さんに家事を外注したおかげで、夫とのケンカが減りました。
外注しなくても、疲れている時は外食やUberを使うなども良いと思います。
第二の転換期:本当に望むものは何か?
「今の状態が私にとって幸せなんだっけ?」となる時が来る。
キャリアだけでなく、人生・2人の関係に何を望むかを見きわめる。
それを追求するため助け合う方法を見つける。
2人の関係のレジリエンスを強化するコツ
・「唯一無二の伴侶」のイメージを捨てる
良い関係はお互い相手のために時間や労力をかけているから
・パートナーの努力に対して感謝を示す
・難題を成長の機会と捉える
・結果より過程に重きを置く
・お互いの成長を祝う
お互いが安全な拠点となる関係を育むには
・探求を奨励する
・干渉しない
・心のサポートをする
「組織に向いていない」夫と私は、早めに第二の転換期を迎えた気がする。
私はたまたま監査役になり、空き時間ができ、天職の転職エージェントを始められた。
第二の転換期はいつ来るか、人によってだいぶ違う気がする。
第三の転換期:いまの私たちは何者なのか?
職場で一番のベテランになる、家から子どもたちが巣立っていく、など役割の変化。喪失感を伴うアイデンティティの空白。
デュアルキャリア・カップルでいる技術
・愛することと働くこと両方が自分の心にとって大事であると認める
・両方に投資するための選択を積極的に行う
・よりよく愛する方法、よりよく働く方法を切実に求めるべき
遠い未来な気がしているが、備えておきたい。
子どもがいなくなったらどういう生活になるのか、想像がつかない。
ツールとして提案されている夫婦共通の趣味を探したい。
【まとめ】
今、問題意識を持っている人だけでなく、順調な方にもおススメです。
将来、起こる可能性の高い問題について考える機会になりました。
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最後に自己紹介です↓
今は社外役員(監査役)経験を活かし、常勤監査役のための転職エージェントをしています。https://www.sunnycareer.org/
IPO準備会社様やIPOサポートをやっている方には、「監査役の選任のノウハウ」という資料をお渡ししています。
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またキャリアや育児に関する書籍を出版しています。
たくさんの方に読んでいただき、感謝しております。
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