我が強いのと芯が強いのはイコールではない
こんにちは、kayokoです。
最近、自分自身がどういう女性で在りたいかをよく考えます。
これまでは割と行き当たりばったりで、あまりそうした抽象的な概念に考えを巡らせることはなかったのですが、ようやく地に足をつけ、自分の人生が生きられているという実感が持てている今は、暇さえあればそんなことばかり考えています(笑)
今回は、私の思う理想の女性、【芯の強い女性】について、お話したいと思います。
自己主張ができるのがあなたの良いところね
前回の記事で、両親との関係に悩み、長い反抗期を経験したことをお話しました。
両親からは、わがままで自己中心的だと罵倒されることが多かったですが、そんな私をみた祖父母からは、『自己主張ができるのは簡単なことじゃない。そこがあなたの強みなんだから自信を持ちなさい』と言われ続けていました。
両親とは違い、祖父母は反抗心剥き出しで捻くれていた私を、どこまでも信じてくれていました。私はそんな祖父母のことが大好きで、両親への不平不満を、よく聞いてもらっていました。
我の強い女へ変身
そうして、自己主張は美徳であるという、私の中での勝手な【思い込み】が、私を我の強い女へと成長させました。
そして、その思い込みが反抗期に拍車をかけ、何を言われても耳に入らないどころか、少しでも納得のいかないことがあると、『私が決めるんだからあんたたちは黙ってて!!』などと、口調までキツくなる始末。
ただ一方で、そんな自分に対して、誇りに思っていたかというと決してそうではなくて、むしろ自己主張しかできない自分に嫌気がさしていました。
反抗期が長引くほど、自己肯定感が日に日に下がっていくのを感じていました。
内弁慶な私は学校では超優秀だった
振り返ると、とても内弁慶だった私は、学校ではとても優秀。いじめられていた子をかばい、カウンセラーのところまで連れていったり、1人でいるところを見ると声をかけたり、先生に相談したり。
陰湿ないじめが横行し学級崩壊していたクラスで、誰も手挙げしない学級委員や合唱コンクールのピアノ伴奏もすすんで引き受けたり、とにかく一生懸命でした。
そんな私を、学校の先生やカウンセラーさんは本当によく認めてくれました。あなたのおかげで助かってるわっていう言葉が、どんだけ嬉しかったことか。
ただ一方で、仲良くしていた友達からは心ない一言が。
『なんでもかんでも安請け合いしすぎよ』
とても傷つきました。安請け合い??
学級委員、いじめられっ子の相手、、軽々しく引き受けているように映っていたのか。。
みんなのためを思って頑張ってきたのに、その気持ちを踏み躙られたような感覚で、とてもショックだった。いまでもその時のことをよく覚えています。
自己主張は承認欲求のあらわれ
学校での様子と家での態度は180度違いました。学校では自己主張どころか、周りの人たちのために自分のことを犠牲にするぐらいの勢いで、とにかく一生懸命立ち振る舞っていたのに対して、家に帰ると途端に我の強い女へ変身するのです。
困っている人がいたら助けてあげたいという純粋な気持ちは、変わらず持ち続けていました。そんな私を一番身近な両親に理解してもらいたい、認めてもらいたいという気持ちが強すぎたのかもしれません。
両親は、私のことを表面的な部分でしか理解してなかったように今でも思います。ですが、先程はなした祖父母は、自己主張できるところだけでなく、『あなたはツンケンしてるように見えて、本当はとても優しい子なのよ』と繰り返し伝えてくれていました。
そのときも、素直にありがとうと伝えることができず、ふーんと素っ気ない返事をしてしまいましたが、内心はとても嬉しかったのです。
当時は本当に不器用で、自己主張することでしか自己表現ができなかった未熟な私。
当時の口癖『私が全部決めるんだから』は、私の気持ちを尊重してほしい、認めてほしいという、心の叫びでした。
『我』ではなく『芯』の強い女性になりたい
我が強いこと、内弁慶なことで、たくさん苦労してきました。
両親からは見放され、友達だと思っている人からは安請け合いだと言われ、限られたコミュニティのなかでしか生きられなかった(学校と家庭以外の場所を知らなかった)私は、いつも孤独でした。
周りの人々を、信じられなくなりました。もちろんその疑いの目は自分自身へも。
自分がやることなす事、全て間違っているのではないか。。そう考えるようになり、自己肯定感は大きな物音を立てて崩れていきました。
孤独の旅に終わりを迎えたのは、2度目の離婚後でした。孤独にしていたのは、周りではなく、自分でしかなかったことに気づくまでに、28年かかりました。
28年の歳月をかけて、私の中で起こった変化。
今の私に必要なのは、『我』ではなく、『芯』の強さなんだ
我が強い人は、周りの意見そっちのけで、自分の主張だけを押し通そうとする人のことを言うんだと思います。
一方で、芯の強い人は、自分以外の周りの人たちの価値観を尊重しつつも、自分の美学を曲げない意思の強さを持ち、自分は自分と、他者との境界線をひいて、静かに自分の意思を貫ける人なんだと思います。
周りから理解されないのは、自分のことも周りのことも、受け入れようとする柔軟な心が欠けていたこと、そして何より、周りから認めてもらうことばかり考えていて、承認欲求が満たされていなかったから。
本当の意味で芯の強い人は、きっと最初からそうだったわけではなくて、みんないろんな紆余曲折があったんだと思います。
さまざまな『揺らぎ』を経験して、大人になるにつれて自分の中で精神が統合されていった結果、大きな『芯』となって自分自身を支えてくれるんだと。
そんな芯が強く、しなやかな女性に憧れています。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
私自身、まだまだ成長過程にあります。自分磨きに、終わりはありません。
自分の周りの環境は、日々変わっていきます。その変化に対応できる強さ、しなやかさは、自分の内側から滲み出てくるもの。
自分の内側をとことん見つめ、日々の発見から学びを得て、強く、しなやかな女性という理想に近づけるよう、努力を積み重ねていきたいと思いました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました〜!!
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