正しく期待する

期待という言葉は、使い方を間違えると実は、とんでもないことになります。

よく部下に期待する、みたいな言葉を軽々しく使う場面を見かけますが、大半が実は期待という言葉に逃げた、丸投げだったりする上司がたくさんいます。

そんな時に使われている、正しい言い回しは、おそらくですが、
「アテにしている」
だと思います。

急に軽い言葉になったと思いますが、実際に期待しているという言葉は、アテにしているだけのケースが非常に多いのです。

私の会社の人で、
私は部下に仕事を任せてどんどんやらせる。部下に期待をしている。
というようなことを軽々しく言う人がいます。

一見、部下を信頼した言葉に聞こえるかも知れませんが、そういった人間は、何かあったときのリスク管理を忘れています。
とにかく、任せた!って、言って丸投げにしているだけでは上司の意味はありません。

正しいのは、任せて、何かあったときに対する対策を複数持って、最悪の事態をカバーすることが出来るのが正しい上司のあり方です。責任をとる、とは会社を辞めたり、処罰を受けたり、頭を下げることではありません。

なんとかする、事です。

経験の浅い部下をアテにしてはいけません。ただし、期待することが必要です。
任せるって思っている以上に大変なんですよね。本当は。

もちろん、ある程度のレベルになればあれですが、間違っても新人、若手を
期待するのは必要ですが、アテにはしてはいけない。
無責任にならないように、正しく期待しないといけませんね。


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